千葉サラブレッドセールが開催
5月16日、千葉県の船橋競馬場で1歳馬と2歳馬を対象にした「千葉サラブレッドセール」が開催された。1歳馬7頭(牡4頭、牝3頭)と2歳馬48頭(牡19頭、牝29頭)が上場されて、1歳馬1頭(牡1頭)と2歳馬36頭(牡15頭、牝21頭)が売却。総額4億4,410万円(税込)を売り上げた。
最高価格は、母が福島牝馬S(G3)3着、愛知杯(G3)で3着している「フィヨルドクルーズの2009(牡、父ジャングルポケット、千歳市・社台ファーム生産」とオークス(G1)2着馬の産駒「チューニーの2009(牡、父シンボリクリスエス、千歳市・社台ファーム生産)」の4305万円。前者を東京都の窪田康志さんが、後者は神奈川県の藤原正一さんが落札した。
午前8時30分からスタートした2歳馬の騎乗供覧は実際に競馬で使用される船橋競馬場のコースを使い、2ハロンから計測された。今年は全体に余裕を持たせた騎乗供覧をする馬が多く、購買者を悩ませた。
そんな中で23秒8-11秒3と最も速い時計で2ハロンを駆け抜けたの「ミホダイリンの2009(牡、父ティンバーカントリー」。追われてからの反応が良く、最後の1ハロンで後続を突き放し、1365万円で落札された。
また、牝馬では24秒5~11秒0を記録した「フレンチアイディアの2009(牝、父テレグノシス)が1365万円で落札。牝馬の最高落札価格馬となった。
2003年の開催から騎乗供覧とせりを船橋競馬場で行うようになった同セールは05年からは3年連続で売上レコードを記録。今年は震災の影響で若干数字は落としたものの昨年のレコードに次ぐ売上を記録して堅調な市場であることを証明した。
また、1歳馬は祖母の妹弟にタレンティドガール、ニッポーテイオーがいる「サンシマイ2010(牡、父エアジハード)」が315万円で落札されていた。
●千葉サラブレッドセールの結果詳細につきましては、JBIS-Search千葉サラブレッドセール1歳取引成績とJBIS-Search千葉サラブレッドセール2歳取引成績をご覧ください。