産地馬体検査第1回北海道地区2日目が行われる~静内
4月20日、第1回北海道地区の産地馬体検査が新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会北海道市場で行われた。
2日目となったこの日は200頭を超える2歳馬が受検。普段はサラブレッドせり市場の展示などが行われる会場に、日高管内の育成場から200頭が一堂に介し、受検を待つ馬たちの行列ができた。
検査にはPOG取材陣のほか、多くの軽種馬関係者が様子を見学。荒木正博HBA日高軽種馬農協組合長も生産馬の雄姿を見に訪れ、「競走馬らしい体つきになった。デビューが待ち遠しいですね」とこのときばかりは生産者の立場に戻り、久しぶりに対面する愛馬を前に目を細めていた。
受検馬の中には共同通信杯(G3)を制し皐月賞の有力候補となったナカヤマナイトの全弟をはじめ、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)勝ち馬ヤマニンシュクル、佐賀記念勝ち馬(Jpn3)メテオロロジスト、ユニコーンS勝ち馬(G3)ロングプライド、ダイヤモンドS(G3)勝ち馬マッキーマックス、金鯱賞(G2)など重賞4勝のサクラメガワンダーといった重賞勝ち馬の兄弟、ケイムホーム、アドマイヤムーン、ダイワメジャー、オレハマッテルゼなどの2歳新種牡馬産駒も検査。POG取材陣は調教での動き、気性、将来性など、精力的に取材していた。
21、22日は安平町の北海道ホルスタイン協会家畜市場で実施。ここでは社台ファーム、ノーザンファームといった社台グループ育成場の2歳馬が多数検査を受けることになっている。