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ホッカイドウ競馬の2歳「競走能力・発走調教検査」がスタート

  • 2011年03月25日
  • 1番時計を記録したタイムデヴィアス(内)とコパノジッピー(外)
    1番時計を記録したタイムデヴィアス(内)とコパノジッピー(外)

 北国に蹄音を響かせる、道営ホッカイドウ競馬の2歳「競走能力・発走調教検査」(能検)が24日、門別競馬場でスタートした。初日は58頭の2歳馬が受験し、全頭が合格。向正面のゲートからスタートして800mを走る実戦さながらの内容で、全馬が制限タイムの58秒を楽々とクリアした。

 初日の一番時計は日高町福山牧場生産のタイムデヴィアス(牝、父タイムパラドックス、母イブキグリンバレー、母父ドクターデヴィアス、若松平厩舎)。スタートから終始スピードに乗った走りを見せ、51秒2の好タイムで駆け抜けた。同馬は08年道営記念を制したコンテの半弟にあたり、仕上がりの速さに加えて、血統的にも注目を集めそうだ。なお、

 同組に出走した新種牡馬フォーティナイナーズサン産駒のコパノジッピー(牡、母ロリーギャグ、母父サマースコール、田中淳司厩舎)は、タイムデヴィアスに次ぐ2着入線で、同タイムをマークしている。

 このほか、初年度産駒が今春デビュー予定の新種牡馬からは、アドマイヤムーン、ケイムホーム、サムライハート、シニスターミニスター、ファスリエフの産駒が初日から登場し、それぞれ競走馬としての第一歩を踏み出した。

 道営ホッカイドウ競馬の2011年シーズンは、4月29日(祝・金)に門別競馬場で開幕。初日のみ例外的に金曜日開催となるが、以降は火曜日~木曜日のうち2日及び3日間開催される。なお、昨年に続いて札幌開催は行わず、11月17日まで15開催80日間の全日程を門別グランシャリオナイターで開催する。