アジュディミツオーに初仔が誕生
ダート交流G15勝を挙げ、昨シーズンから新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送っているアジュディミツオー(牡10歳)の初仔が2月2日、日高町の新生ファームで誕生した。
予定日の1月20日より2週間ほど遅れて生まれたのは、母ミスプロ(牝4歳)との間の鹿毛の牝馬。母にとっても初産だったため関係者を心配させたが、元気いっぱいに放牧地を駆け回っている。
「予定日よりかなり遅れて生まれるときもなかなか出てこなくて大変でした。でも、お陰様で父に似て良い仔ができたと思います」と同ファームスタッフ。一目でアジュディミツオーの産駒と判る風貌は関係者の評価が高い。
アジュディミツオーは父アジュディケーティング、母オリミツキネン、母の父ジャッジアンジェルーチという血統。南関東・船橋の川島正行厩舎から2003年9月にデビューすると、無傷の4連勝で2004年の東京ダービーを制覇。3歳暮れには東京大賞典(G1)でG1初制覇を果たし、2004年NAR最優秀3歳馬に選出された。翌2005年には地方所属馬として初めてドバイワールドC(G1)に出走し6着と健闘。暮れには史上初の東京大賞典(G1)連覇を成し遂げ、NAR年度代表馬に輝いた。続く2006年は川崎記念(G1)、かしわ記念(G1)、帝王賞(G1)に優勝し、2年連続NAR年度代表馬に選出。ダートの雄として大活躍した。
昨シーズンは41頭に種付け。今春、他場でも産駒が続々と誕生しており、アジュディミツオー2世への期待は大きい。