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優駿スタリオンステーション種牡馬展示会が開催

  • 2011年02月23日
  • ローレルゲレイロ
    ローレルゲレイロ
  • カネヒキリ
    カネヒキリ
  • アドマイヤオーラ
    アドマイヤオーラ
  • ピサノデイラニ
    ピサノデイラニ
  • マーベラスサンデー
    マーベラスサンデー
  • マヤノトップガン
    マヤノトップガン
  • キングヘイロー
    キングヘイロー
  • 応援に駆け付けた昆貢調教師
    応援に駆け付けた昆貢調教師

 新種牡馬4頭をラインナップに加えた新冠町の優駿スタリオンステーションの種牡馬展示会が2月21日に行なわれ、集まった生産者や報道陣など約450人の前に17頭の種牡馬がお披露目された。

 暖かい日差しの中、午前11時からスタートした展示会のトップを飾ったのは新種牡馬ピサノデイラニ(7歳、父Fusaichi Pegasus)。父フサイチペガサス産駒として本邦初供用となる同馬は、シンボリクリスエスの半弟という超の付く良血馬。500キロをゆうに超える恵まれた馬格を持ち、堂々と周回する姿に皆目が釘付けになっていた。続いては京都記念(G2)など重賞3勝、現役最強牝馬ブエナビスタの兄アドマイヤオーラ(7歳、父アグネスタキオン)。そしてキングヘイローの後継種牡馬として凱旋したローレルゲレイロ(7歳、父キングヘイロー)が紹介されると現役時代管理した昆貢調教師がマイクを握り「決して派手な血統ではないけれど、柔らかい筋肉に包まれた好馬体の持ち主です。ぜひ産駒も手がけてみたい」とアピールした。

 新種牡馬の最後はダートG17勝のカネヒキリ(9歳、父フジキセキ)が登場。「砂のディープインパクトと呼ばれ、2度にわたり最優秀ダートホースに輝いた史上最強のダートチャンピオン」と紹介された。すでに満口近しとなっていた同馬はこの日を持って満口となり、期待の高さをうかがわせていた。

 以下、昨年スタッドインしたテラノフォースワン(7歳、父Crafty Prospector)、産駒の活躍が目覚ましいワイルドラッシュの後継種牡馬パーソナルラッシュ(10歳)、ニューイングランド(14歳、父サンデーサイレンス)、ハギノハイグレイド(15歳、父コマンダーインチーフ)、スターリングローズ(14歳、父アフリート)、昨年産駒がデビューし、ファーストシーズンサイアーランキング6位と健闘したソングオブウインド(8歳、父エルコンドルパサー)、同じく昨年のファーストシーズンサイアーランキング4位のオンファイア(8歳、父サンデーサイレンス)、今年産駒がデビューするクーリンガー(12歳、父フォーティナイナー)、サムライハート(9歳、父サンデーサイレンス)、ファスリエフ(14歳、父Nureyev)と個性豊かなラインナップが続いた。

 最後は同スタリオンの看板種牡馬、抜群の安定感で人気を集めるマーベラスサンデー(19歳、父サンデーサイレンス)、マヤノトップガン(19歳、父ブライアンズタイム)。キングヘイロー(16歳、父ダンシングブレーヴ)の3頭が紹介され、元気な姿を見せていた。