ダーレースタリオンパレートが開催される
快晴に恵まれた2月14日、日高町のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで、種牡馬展示会「スタリオンパレード」が開催された。食事のケータリングサービスやイベント終了後の共同記者会見など、それまでの種牡馬展示会のイメージを払拭するような華やかな雰囲気に包まれる“ダーレー”のスタリオンパレード。この日は12日に開催中止になった小倉競馬の代替開催が急遽組まれたが、それでも700人近い生産者、馬主、厩舎関係者らが顔を揃えて行なわれた。
パレードに先立って、海外競馬評論家の合田直弘氏の司会進行によるスペシャルトークショーが行なわれ、第1部がダーレーグループの総帥シェイクモハメド氏の所有馬デボネア(牡3歳、父アグネスタキオン)を管理する栗東の中竹和也調教師が、同馬や管理馬のジョーカプチーノについて語り、そして第2部では「競走馬のふるさと案内所のツアー」でお馴染みの村本浩平氏、市場ツイッターで活躍の古谷剛彦氏がダーレースタリオンについての印象などを話してパレードの前を盛りあげた。
引き続いて行なわれたスタリオンパレードでは、総勢9頭のラインナップが合田氏と同ファームのスタリオンオペレーションディレクター、シェーン・ホーラン氏の解説で1頭ずつ紹介された。
トップをきったのは欧州最高賞金獲得馬ファンタスティックライト(15歳、父ラーヒ)、ジャパンカップ優勝馬アルカセット(11歳、父キングマンボ)、全欧2歳王者ザール(16歳、父ザフォニック)、欧州のクラシック勝馬ルールオブロー(10歳、父キングマンボ)、豪州の勝馬数ランキング1位のコマンズ(15歳、父デインヒル)、今春、初年度産駒が誕生しているパイロ(6歳、父プルピット)、同じく変則2冠馬ディープスカイ(6歳、父アグネスタキオン)、今年度から本邦産駒をデビューさせるストーミングホーム(13歳、父マキアヴェリアン)、同じく国際競走3勝のアドマイヤムーン(8歳、父エンドスウィープ)の順で紹介された。
パレード終了後には共同記者会見が開催され、シェーン・ホーラン氏が今春からデビューを予定しているアドマイヤムーンやストーミングホーム、初年度産駒が産声をあげているディープスカイなどの種牡馬について印象を語った。