馬産地ニュース

コマンズがダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスに再入厩

  • 2011年02月14日
  • 2度目の日本上陸となったコマンズ
    2度目の日本上陸となったコマンズ
  • 到着後も落ち着いた様子でポーズを決めた
    到着後も落ち着いた様子でポーズを決めた
  • 安心した表情を見せるコマンズ
    安心した表情を見せるコマンズ

 日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスに2月11日朝、今シーズンもシャトル供用されるコマンズ(牡15歳)が、豪州から再入厩を果たした。

 コマンズは父デインヒル、母コートヒルハウス、母の父マイスワニーという血統の豪州産馬。現役時代にはミサイルS(G3)など豪15戦4勝の成績を収めた。豪州ではこれまでに6頭のG1ホースを輩出。2009/2010年は豪州ステークス勝ち馬頭数におけるリーディングサイアーとなり、2010/2011年は豪種牡馬ランキング3位と、デインヒルの後継種牡馬として目覚しい活躍を見せている。

 日本初上陸となった昨シーズンは5月途中で帰国したにもかかわらず、64頭の種付頭数を記録。今春、本邦初産駒が続々と生まれているが、どの馬も評価が高いという。

 2年連続2度目のスタッド入りにはダーレー・ジャパン(株)のスタリオンオペレーションディレクターのシェーン・ホーラン氏らが出迎え。馬運車の中でも堂々と落ち着いた様子で、長旅の疲れを微塵も感じさせなかった。

 シェーン氏は「昨年より馬体の張りがありベストコンディションでシーズンを迎えられそうです。コマンズは頭がよく素直な性格をしていますので、気性の激しい繁殖との相性は良いと思います。とても期待している種牡馬です。ダーレーでも、京成杯(G3)2着となったデボネアの母など50頭ほどに種付けする予定でいます」とコマンズに掛ける熱い思いを伝えていた。