ビッグレッドファームの種牡馬展示会が開催される
2011年の種牡馬展示会が、2月10日のビッグレッドファームからスタートした。種牡馬展示会とは、文字どおりに種牡馬を展示し、体型や性格、その年度の体調などを生産者に見てもらうためのイベントだ。競馬場におけるパドックのように馬を取り囲む生産者の前を闊歩する。事務局からは種牡馬の成績や現役時代のレースぶりなどが紹介され、それぞれの馬たちは、この日のために磨き上げられた馬体を誇らしげにアピールする。以前よりはだいぶ少なくなったが、展示会をひと通り見てまわってから配合を決定する生産者もおることから手は抜けない。
ビッグレッドファームの種牡馬展示会は、見学者たちに対して種牡馬を展示する以外にも特徴なイベントを行い、さまざまな角度から種牡馬をアピールしてきた。昨年までは産駒がデビュー年度を迎えた種牡馬の仔を自慢の坂路で走らせ、その動きを披露。該当馬がいない今年は、昨シーズンから種牡馬入りをしたコンデュイットの仔を展示会場に連れてきて集まった人たちの関心を集めていた。
ビッグレッドファームけい養種牡馬は11頭。この日は、うち10頭が展示された。サンデーサイレンス産駒の2歳王者メジロベイリー(13歳、父サンデーサイレンス)、ダート7戦7勝のスパイキュール(11歳、父サンデーサイレンス)、芝ダート双方のG1勝馬となったイーグルカフェ(14歳、父ガルチ)、華麗なる一族から生まれたG1勝馬マイネルセレクト(12歳、父フォーティナイナー)、昨年のNAR新種牡馬王者タイムパラドックス(13歳、父ブライアンズタイム)、高松宮記念優勝馬アドマイヤマックス(12歳、父サンデーサイレンス)、7年連続で重賞勝馬を出し続けているマイネルラヴ(16歳、父シーキングザゴールド)ドバイワールドC(G1)の覇者ロージズインメイ(11歳、父デヴィルヒズデュー)、G1レース6勝のアグネスデジタル(14歳、父クラフティプロスペクター)、ブリーダーズCターフ2連覇のコンデュイット(6歳、父ダラカニ)が順に紹介された。