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ゴスホークケンが日高スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2011年01月24日
  • 日高スタリオンステーションに到着したゴスホークケン
    日高スタリオンステーションに到着したゴスホークケン
  • ゆっくりと馬運車から降りた
    ゆっくりと馬運車から降りた
  • 到着直後、馬体検査を受けた
    到着直後、馬体検査を受けた

 2007年の朝日杯フューチュリティS(Jpn1)を制したゴスホークケン(牡6歳、父バーンスタイン)が、21日午前、浦河町の日高スタリオンステーションに入厩した。

 ゴスホークケンは父バーンスタイン、母オールザウェイバイビー、母の父グランドスラムという血統。米国の2歳トレーニングセールで取引され、同年10月の東京競馬でデビュー。1番人気に応えて初戦を飾ったものの、続く東京スポーツ杯2歳S(Jpn3)は4着。しかし、朝日杯フューチュリティS(Jpn1)はマイネルレコルトのレコードにコンマ1秒差と迫る1分33秒5の好時計で優勝して同年のJRA最優秀2歳牡馬に選出された。

 3歳初戦はニュージーランドトロフィー(Jpn2)。1番人気に支持されたものの惨敗。NHKマイルC(Jpn1)も果敢にハナを切ってレースを引っ張ったが12着に敗れている。通算成績は15戦2勝。1月15日のニューイヤーS9着が最後のレースとなった。

 関係者らが見守る中でスタリオンに到着した同馬は500キロを超える馬体を披露。ところどころに雪の残る中、慎重に歩を進めて用意された馬房で長旅の疲れを癒した。

 父のバーンスタインはストームキャット直仔。現役時代はアイルランドで6ハロンと7ハロンの重賞に勝ち、現役引退後はアメリカとアルゼンチンで種牡馬生活を送っている。とくにアルゼンチンでは年度代表馬にもなったストームメイアーなど多くの活躍馬を残している。

 事務局となる荻伏ブリーディングシステムでは「朝日杯の内容が良く、恵まれた馬体から繰り出すスピードには見るべきものがありました。2歳の早い時期から動いてくれそうなのも心強いです」と期待している。