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コンデュイットの初産駒が生まれる

  • 2011年01月21日
  • 父と同じ栗毛に生まれたコンデュイットの初仔
    父と同じ栗毛に生まれたコンデュイットの初仔
  • 仲良く寄り添うコスモボヤージュ母仔
    仲良く寄り添うコスモボヤージュ母仔
  • 雪の上を元気に駆け回る“コンデュイット長男”
    雪の上を元気に駆け回る“コンデュイット長男”

 2008年、2009年のBCターフ(G1)を連覇し、昨シーズンから日本で種牡馬生活を送っているコンデュイット(牡6歳)の初仔が1月9日、新冠町のビッグレッドファームで誕生した。

 その注目の産駒は母にコスモボヤージュ(父ピルサドスキー)を持つ栗毛の牡馬。おじに2004年のラジオたんぱ賞(G3)勝ち馬ケイアイガードがいる血統となる。

 同ファームでは「まずは無事に生まれて良かった。小柄ですがしっかりしていますね。これからコンデュイットの仔がたくさん生まれる予定ですが、最初が牡馬でしたので安心しました」。母の後を追うように雪上のパドックを駆け回る元気な姿に目を細めていた。

 コンデュイットは父ダラカニ、母ウェルベッド、母の父サドラーズウェルズという愛国産馬。競走成績は15戦7勝2着2回3着3回。史上2頭目となるBCターフ連覇を成し遂げたほか、キングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)、英セントレジャー(G1)、ゴードンS(G3)と重賞5勝を挙げ、2008年にはエクリプス賞最優秀芝牡馬に選ばれた。

 昨年から新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入り。種牡馬1年目は111頭に種付けした。生産地での評価は高く、種付けした繁殖には、ジャパンC(G1)勝ち馬スクリーンヒーローの母ランンイングヒロイン、ヴィクトリアマイル(Jpn1)のエイジアンウインズ、阪神牝馬S(G2)のジョリーダンス、フローラS(G2)のオイワケヒカリ、マイネサマンサ、マイネソーサリス、マイネカンナ、マイネヌーヴェル、コスモプラチナ、コスモフォーチュン、コスモヴァレンチ、サンデーピクニックといった重賞勝ち馬がいる。