ヨハネスブルグの本邦初産駒が生まれる
昨年から新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に繋養されているヨハネスブルグ(牡12歳、父ヘネシー)の本邦初となる産駒が1月15日午後8時頃、平取町の高橋啓牧場で誕生した。
待望の初産駒は高松宮杯(G1)などを勝ったフラワーパークをおばに持つインカルネ(父フレンチデピュティ)との間に生まれた牝馬。父ヨハネスブルグと同じ鹿毛で、同牧場の高橋啓代表は「牝ですが父に似てがっちりしていて骨も太い」と仔出しの良さに感心しきりだ。
ヨハネスブルグは父ヘネスー、母ミス、母の父オジジアンという1999年生まれの米国産馬。2歳時にはBCジュヴェナイル(G1)、ミドルパークS(G1)、モルニ賞(G1)、フィニークスS(G1)、ノーフォークS(G3)、アングルシーS(G3)と芝ダートのG14勝を含め7戦全勝を記録し、2001年全欧・米2歳牡馬チャンピオンに輝いた。
2003年に米国・豪州で種牡馬入り。すでに両半球で4頭のG1ウイナーを送り出す人気種牡馬として世界の評価は高い。とくに産駒の勝ち上がり率が高く、2006年はファーストシーズンサイアーランキング勝ち馬数1位、2007年はセカンドシーズンサイアーランキング勝ち馬数第1位とタイトルを獲得。昨年も北米で2歳が29頭勝利し、2歳種牡馬ランキング勝ち馬数1位タイとなっている。
本邦初供用となった昨シーズンは輸入新種牡馬ではトップとなる117頭に種付け。JBBAのエース種牡馬として大きな期待がかけられている。
2011年度の種付料はA:200万円、B:250万円、C:300万円。種付条件は下記の通りとなっている。
A:「基本契約」 平成23年4月30日または第1回種付日のいずれか遅い日までにお支払い下さい。配合牝馬の死亡、不受胎、流産又は死産の場合でも、種付料は返還いたしません。
B:「不受胎時種付料返還特約及びフリーリターン特約付き」 平成23年4月30日または第1回種付日のいずれか遅い日までにお支払い下さい。
C:「フリーリターン特約付き、9月15日期限払い」 平成23年8月31日現在で受胎確認後、同年9月15日までにお支払い下さい。