馬産地ニュース

牧場就業促進事務局の生産地研修会が行われる

  • 2011年01月21日

  • 挨拶する玉村泰弘事務局長
    挨拶する玉村泰弘事務局長
  • 牧場就業促進活動の報告をする岡崎隆JBBA調査役
    牧場就業促進活動の報告をする岡崎隆JBBA調査役

 1月17日午後、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場事務所2階会議室で、牧場就業促進事務局が取り組む「平成23年度の牧場就業促進活動について」の生産地研修会が行われた。

 研修会には同事務局を構成するJRA日本中央競馬会、JBBA、JRHA日本競走馬協会、BTC軽種馬育成調教センター、TTDA競走馬育成協会の担当者のほか、生産・育成牧場の採用担当者などが出席。今後の方針について話し合った。

 事務局長を務める玉村泰弘TTBA総務部長は「JRAの売り上げ、入場人員も減少し厳しい状況が続いていますが、来年度も継続して取り組んでいくので協力をお願いします」と挨拶。議題ではJBBA生産対策部の岡崎隆調査役が昨年度の活動報告、本年度の活動内容についての提案があった。

 本年度は「牧場就業フェア」(牧場で働こうフェア)を7月27日にJRA東京競馬場で開催することを決定。高校生に対しては高校進路指導担当者へ積極的にアプローチしていくことを確認した。また、新卒者を対象にした牧場就業体験を、日帰りと滞在型インターンシップとして実施することを提案。企業合同主催の就職フェアに参加していくことも報告された。

 昨年、フェアに参加した牧場が、フェアの後、フェア参加者を雇用した事例はごく少数。しかし、BOKUJOBのサイトを見て問い合わせがあり、その後採用に至った例はあったという。また、JBBAの生産育成技術者研修の応募には、今までまったく競馬に興味がなかった層や転職希望者からの問い合わせが増えたといい、同事務局の活動により着実に裾野は広がっているという評価があった。