【南九州案内所】鹿児島神宮初午祭(鈴かけ馬踊り)のお知らせ
鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で、牛馬の安全や五穀豊穣などを願って開催され、460年の歴史を誇る伝統行事で南九州に春を告げるお祭りです。
地元有志が用意した20頭以上のしゃんしゃん馬がたくさんの鈴の連なった胸飾り、花や錦などで飾った鞍を付け、鐘、太鼓、三味線など音楽に合わせて足踏みをして踊り、その後ろにそれぞれ数十名の踊り連が続き参道を練り歩く「鈴かけ馬踊り」と呼ばれる珍しい風習によって毎年県内外から多くの観光客を集めている。
もともと旧暦正月18日に行われてきたが、1963年(昭和38年)から旧暦正月18日の次の日曜日に行われるようになった。祭の起源は室町時代に当時の領主島津貴久が見た夢がきっかけになったと言われているが別の説もある。参加する馬は1ヶ月以上前から踊りの練習を行い、祭が終わった後もしばらくの間は足踏みの癖が残るといわれる。
馬踊りの風習は、山の神が馬に乗ってやってきて田の神になるという古い言い伝えに基づき南九州の各地で行われている。鹿児島神宮の他に、湧水町の若宮八幡、伊佐市菱刈の下手水天宮、伊佐市大口の保食神社などでも行われていた。2002年(平成14年)に「薩摩の馬踊りの習俗」として「国定重要無形民俗文化財」の申請をしています。
開催日 平成23年2月20日(日)
会場 鹿児島神宮
鹿児島県霧島市隼人町内2469
お問合せ先 初午祭実行委員会 (霧島市観光課内)
鹿児島県霧島市国分中央三丁目45-1
電話番号 0995(45)5111
◆霧島市総合観光案内ホームページ