ライディングヒルズ静内で「クリスマス乗馬大会」が開催
12月19日、新ひだか町静内の乗馬施設、ライディングヒルズ静内では「クリスマス乗馬大会」(主催 ライディングヒルズ静内)が行われた。
今大会はライディングヒルズ静内が開催する大会シリーズ「ライディングヒルズ静内 グランドチャンピオンシリーズ2010」の第2戦。このシリーズでは5大会の獲得ポイントを競い、上位者には豪華景品が用意されている。現在、40名以上がエントリーし、馬術の腕をふるっている。北海道は一段と寒さが増す季節となったが、屋内馬場では馬場馬術、障害飛越など、熱戦が繰り広げられた。お昼にはスープカレーランチとケーキバイキングが彩豊かにテーブルに添えられ、また、クリスマスにちなんでプレゼント交換会もあり、参加者同士、親睦を深めた。
各競技では大人に交じって地元の高校馬術部生の奮闘も目立ち、上位に入る活躍を見せた。参加者の一人で、静内農業高校の石嵜誉人さんはクロスバー障害飛越競技で第2位。元JRA誘導馬のマイネルディンプルとのコンビで、上々の結果を残した。
競技終了後に感想を伺うと、「優勝を狙っていたので、第2位という結果は残念でした。馬はとても乗りやすく、ベストを尽くすことはできました。僕は大会経験が少ないので、これからも出場機会を大切にし、今後に生かしていきたい。」と、はつらつとした表情で語った。大会では高い技術を持った参加者も多く、少年団、馬術部の学生の成長を促す場として、大会の存在意義は大きい。
終日、人馬の動きに目を配らせ、プログラムの運営・進行役を務めたスタッフの太田篤志さんは、大会を終えてほっと胸をなでおろした。「人馬ともにケガなく、無事に終わって良かったです。大会に向けてしっかり馬のケアをしてきたので、どの馬も良い状態で迎えることができました。冬は屋内での大会実施となる分、いろいろと制限される部分はありますが、これからも新企画を練って、大会を盛り上げていきたいです。」と、今後も趣向を凝らした内容を織り交ぜていく。
今回はゲーム感覚で楽しめる競技「こぼしちゃやーよ」(水運び競走)が好評。ゴールまで馬上で水をこぼさないよう悪戦苦闘する姿が笑いを誘っていた。
ライディングヒルズ静内では次回のイベントとして2011年1月7日に「初乗り会」を予定している。
競技結果(競技、優勝選手、騎乗馬)
第1競技 馬場馬術競技(2課目) 中村宏 ウイナーズマーチ
第2競技 ジムカーナ競技 中村知世 イッテツ
第3競技 こぼしちゃやーよ 千葉将司・千葉ひなの イッテツ
第4競技 お馬でフルーツバスケット 樋口遥 ダルタニアン
第5競技 クロスバー障害飛越競技 中村宏 マイネルディンプル
第6競技 障害飛越競技(50cm) 中村宏 マイネルディンプル
第7競技 障害飛越競技(80cm) 幣旗勇太郎 シュガーコート