JBBA軽種馬後継者研修が開講
11月8日、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で、2010年軽種馬後継者研修が開講した。
この研修は軽種馬生産の業務に必要とされる馬飼養の基礎知識の習得と馬の取扱い及び乗馬の基礎研修を行うもの。JBBA会員の後継者・家族、会員が雇用するスタッドマネージャーを対象としている。1992年から行われており、これまでに約150名が受講してきた。研修期間は11月8日から19日まで。土日を除く10日間となっている。
今年は26歳から45歳まで、男性女性各4名の合計8名が受講。8日の開講式では、研修生が紹介されたあと、研修課の講師などから激励の言葉が送られた。開講式後には昼食会が開かれ、講師と研修生たちの親睦が深められた。昼食後には早速第1回の講義が始まった。
講義はJRA調教師との談話会(講師:日本調教師関西本部藤沢則雄調教師)、相馬について(同:コスモヴューファーム岡田繁幸氏)、削蹄と装蹄について(同:JBBA静内種馬場田中弘祐調査役)、馬の仕事と腰痛について(同:札幌西岡第一病院皆川裕樹氏)、繁殖牝馬・当歳馬の管理について(同:JRA日高育成牧場南保泰雄氏)、馬の栄養・飼料について(同:JRA日高育成牧場土屋武氏)、馬の初期馴致について(同:ハッピーネモファーム根本明彦氏)、草地・土壌について(同:日高農業改良普及センター田渕修氏)、馬の運動のメカニズムについて(同:JRA競走馬総合研究所高橋敏之氏)、馬の疾病について(軽種馬生産技術総合研修センター仙波裕之次長)を予定。実技は馬の取扱い、基本馬術、ロンジング・ドライビング、蹄の管理などとなっている。