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カルストンライトオがレックススタッドを退厩

  • 2010年11月04日
  • 住み慣れた厩舎を離れるカルストンライトオ
    住み慣れた厩舎を離れるカルストンライトオ
  • 5シーズン過ごした地を名残惜しそうに見つめた
    5シーズン過ごした地を名残惜しそうに見つめた
  • 馬運車を前に別れを悟るカルストンライトオ
    馬運車を前に別れを悟るカルストンライトオ

 新ひだか町のレックススタッドに繋養されていたカルストンライトオ(牡12歳、父ウォーニング)が11月1日午後、安平町の(善)橋本牧場へ移動した。今後は同牧場で種牡馬生活を続ける。

 カルストンライトオは父ウォーニング、母オオシマルチアという血統。1999年のHBA8月1歳市場に上場され、1890万円で落札された。

 通算成績は36戦9勝(海外1戦)。芝短距離戦線で抜群の韋駄天振りを発揮し、2004年のスプリンターズS(G1)、2002年、2004年のアイビスサマーダッシュ(G3)などを制した。

 現役引退後の2006年に、早世したウォーニングの貴重な後継としてレックススタッドで種牡馬入り。毎年コンスタントに20頭前後の繁殖を集めていたが、今年の種付頭数はわずか9頭だった。初産駒は3歳。JRAではトーホウペッグとポリティカルパワーが勝利を挙げている。

 同馬の旅立ちにはスタリオンスタッフが総出で見送り。馬運車に1頭で乗り込むと、別れを悟ったのか何度も嘶いた。馬運車には泉山義春場長が同乗して新天地へ向かった。

 事務局の(株)レックスでは「とても人懐っこくて可愛い馬でした。別れはさびしいけど新たな地で頑張ってほしいですね」とエールを送っていた。