馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬応援イベント「Aiba祭」が行われる

  • 2010年10月14日
  • 古谷剛彦さんによる場立ち予想
    古谷剛彦さんによる場立ち予想
  • 参加者は近くのAiba静内で馬券を購入
    参加者は近くのAiba静内で馬券を購入
  • レース中は大声援が会場中に響いた
    レース中は大声援が会場中に響いた
  • 屋台村も好評
    屋台村も好評
  • 実行委員会の酒井会長(新ひだか町長)
    実行委員会の酒井会長(新ひだか町長)

 10月12日、新ひだか町静内のさくらセレモニーホールでホッカイドウ競馬応援イベント「Aiba祭」(ホッカイドウ競馬支援事業実行委員会主催)が開催された。

 このイベントは今年5回目で、今回は最多の約350人が詰めかけた。会場の屋内外には手打ちそばやお好み焼き、焼き鳥を売る屋台が並び、門別競馬場のイベントエリア「とねっこ広場」を思わせる和やかなムードで参加者は競馬を楽しんだ。

 会場には楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦さんが駆けつけ、場立ち予想を展開。ホワイトボードを使って馬場傾向や予想のポイントを解説した。「今回も大勢の方に集まっていただき、にぎやかなレース観戦となりましたね。この会場でのAiba祭も回数を重ね、地域の方にだいぶ定着してきたようです。今後もイベント協力を通じて売上アップにつなげていきたいです。」と、古谷さん。

 参加者の多くは場立ち予想を聞いてAiba静内へぞろぞろと出向き、馬券を購入。投票所は締切間際にも長蛇の列ができ、購入が間に合わない人が出るほどだった。

 最終レース終了後には32型テレビやみついし牛が当たる恒例の抽選会が行われ、イベントは最後まで盛り上がった。

 また、抽選会の前には実行委員会の酒井芳秀会長(新ひだか町長)がマイクを握り、「この度はファンの皆様のおかげでホッカイドウ競馬が存続することができ、喜びの気持ちでいっぱいです。存続支援のために実施している門別競馬場への無料バス運行も後押しになったと思います。馬産地日高の皆さんの頑張りの成果が実を結んで良かったです。今後は中央競馬との相互発売の話もあり、長い存続に向けて改めて努めていきます。次回のAiba祭のご参加、無料バス運行のご利用も引き続き宜しくお願いします。」と、挨拶した。

 この日はAiba静内の平常時2倍の売上を記録し、盛況に幕を閉じた。

 今回は三石地区の牧場・農協関係者が主にイベント運営を担当した。三石軽種馬生産振興会の土居忠吉会長は、「無事終えてホッとしています。最近、馬券の購入はインターネット投票が増えていますが、大きな会場を使って競馬場にいるような雰囲気の中、ワイワイと競馬を楽しめるイベントはとても効果的だと思います。今後もホッカイドウ競馬支援に積極的に協力していきたいです。」と、振り返った。

 1歳馬の移動やオータムセール間近の時期ではあったが、牧場の方の姿も相変わらず多く、ホッカイドウ競馬支援へ向けて一丸となっている姿勢は存続決定後も揺るぎない。

 このAiba祭は年6回の予定で組まれており、次回が今年最後の回。11月9日に開催される。