2010馬産地見学ガイドツアー参加者協賛レースが行われる
10月6日、門別競馬場では2010馬産地見学ガイドツアー参加者協賛「2010馬産地見学ガイドツアー特別」が行われた。
この協賛レースは10月1日~10月3日に行われた2010馬産地見学ガイドツアーでのチャリティーオークションの落札代金によって行われるレースで、昨年に続いて2度目。レースはダート1800m戦で11頭が出走し、日高町・森本牧場生産のメジャーテーストが優勝した。
当日はツアー関係者10名が門別競馬場を訪れ、レースを見守った。10月6日はホッカイドウ競馬存続が決定した日で、競馬場関係者は来年へ向けて決意を新たに業務に励んでいた。
ツアー運営に携わった日高軽種馬農業協同組合の吉田総務部長は、「参加者の皆様のおかげで無事にレースを実施することができ、ほっとしています。チャリティーオークションのグッズ提供にご協力いただいた方々にも感謝です。ちょうどホッカイドウ競馬の存続も決まり、二重の喜びを感じています。」と、安堵の表情で語った。ファンと牧場・競馬関係者が手をとり、馬産地にとって重要な位置づけにあるホッカイドウ競馬を支援する有意義な機会となった。
大好評を得た昨年のツアーの反響が大きく、今年の2010馬産地見学ガイドツアーには定員40名のところ148名の応募があり、参加者はディープインパクトをはじめ引退した名馬を見学した。ツアー2日目のイベントとして行われたチャリティーオークションには牧場、JRA騎手の協力により種牡馬が使用していた馬具や騎手のサイン入りグッズなど20点以上が出品され、北海道市場内で実際の競走馬のセリ同様に行われた。
中には6万円を超える高額取引もあり、場内のモニターには実際に落札した参加者の名前が表示され、記念に写真を撮る落札者も多かった。
鑑定人を務めた日高軽種馬農業協同組合の小島さんは、「実際のせりさながらの設定で、参加者の皆様には馬主気分を味わっていただけたかと思います。最終的には完売で、中には活発な競り上げもあり、落札後は場内から拍手が沸く場面もありました。是非、今度は皆さんに市場で馬を購入して欲しいですね。」と、笑顔で感想を話していた。市場の雰囲気満点の演出は参加者にとって思い出深いイベントとなったことだろう。