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タイキシャトルがアロースタッドに再入厩

  • 2010年10月04日
  • 2年ぶりにアロースタッドに足を踏み入れたタイキシャトル
    2年ぶりにアロースタッドに足を踏み入れたタイキシャトル
  • 威風堂々と歩く姿は大種牡馬の風格
    威風堂々と歩く姿は大種牡馬の風格
  • 馬房から顔を覗かせ懐かしい香りをかぐタイキシャトル
    馬房から顔を覗かせ懐かしい香りをかぐタイキシャトル

 浦河町のイーストスタッドに繋養されていたタイキシャトル(牡16歳、父デヴィルズバッグ)が10月1日午前、新ひだか町のアロースタッドに再入厩した。同馬は今後、2011年シーズンから2シーズン、同スタッドで種牡馬生活を送る。

 タイキシャトルは1994年生まれの米国産馬。1997年にはマイルチャンピオンシップ(G1)、スプリンターズS(G1)を制し、JRA最優秀短距離馬のタイトルを、1998年には安田記念(G1)、ジャックルマロワ賞(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)を制覇し、JRA年度代表馬、最優秀古牡馬、最優秀短距離馬に輝いた。

 現役引退後の1999年にイーストスタッドとアロースタッドを2年おきに移動する国内シャトルスタリオンとして種牡馬入り。NHKマイルC(G1)優勝馬ウインクリューガー、フェブラリーS(G1)優勝馬メイショウボーラーなどのG1ホースを送るトップ種牡馬として人気を集めている。

 2年ぶりにアロースタッドへ帰ってきた同馬は、慣れた様子で馬運車から降車。涼しい顔で用意された馬房へ入っていった。バトンを受け取ったアロースタッドの本間一幸主任は「シーズンオフで少しふっくらしていますが、相変わらず良い馬体をしていますね。これからも日高を代表する種牡馬として頑張ってほしい」と頼もしい相棒との再会を喜んでいた。