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アドマイヤオーラが優駿SSで種牡馬入り

  • 2010年09月05日
  • メンコを取ると小顔の美形フェイスのアドマイヤオーラ
    メンコを取ると小顔の美形フェイスのアドマイヤオーラ
  • 優駿SSに足を踏み入れるアドマイヤオーラ
    優駿SSに足を踏み入れるアドマイヤオーラ
  • 超良血馬だけに産地の期待は大きい
    超良血馬だけに産地の期待は大きい

 2008年の京都記念(G2)などを制したアドマイヤオーラ(牡6歳、父アグネスタキオン)が9月4日午前9時、種牡馬として繋養される新冠町の優駿スタリオンステーションに到着した。

 アドマイヤオーラは父アグネスタキオン、母ビワハイジという血統。半兄には種牡馬として活躍中のアドマイヤジャパン(京成杯(G3))、半妹には現役最強牝馬と称されるブエナビスタ(オークス(Jpn1)、桜花賞(Jpn1)など)、半弟の2歳には08年のセレクトセールにおいて2億2000万円(税抜き)で落札されたディープインパクト産駒がいる。

 競走成績は16戦4勝。07年のシンザン記念(Jpn3)ではダイワスカーレットを、弥生賞(Jpn2)ではドリームジャーニーを、08年の京都記念(G2)ではウオッカを破るなど重賞3勝を挙げた。

 9月2日付で競走馬登録を抹消した同馬は、宮城県の山元トレーニングセンターを経由して同SS入り。到着の報せを聞くやいなや、近隣の牧場関係者が駆けつけ、待望のニューフェイスを目に焼き付けた。

 初めて対面した同SS関係者は「小顔ですがあごっぱりが良いし、首指し、肩の傾斜も理想的。脚元も狂いがなく、体高もけっこうあるので、肉がつけば貫禄のある種牡馬になりそうですね」とウットリ。手綱を引き継いだスタッフも「さすが血統馬。名前の通りオーラを感じますね」と目を輝かせていた。

 アグネスタキオン産駒の重賞ウイナーではディープスカイに次ぐ後継種牡馬。母系も筋金入りだけに生産界の期待は大きい