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アドマイヤボスがHBA門別種馬場を退厩

  • 2010年09月02日
  • HBA門別種馬場を退厩するアドマイヤボス~1
    HBA門別種馬場を退厩するアドマイヤボス~1
  • HBA門別種馬場を退厩するアドマイヤボス~2
    HBA門別種馬場を退厩するアドマイヤボス~2
  • ゆっくりと馬運車へと乗り込むアドマイヤボス
    ゆっくりと馬運車へと乗り込むアドマイヤボス

 HBA日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬生活を送っていたアドマイヤボス(牡13歳、父サンデーサイレンス)が9月1日、同種馬場を退厩した。今後は苫小牧市のノーザンホースパークで乗用馬となる見込み。 

 同馬はダービー馬アドマイヤベガの全弟で、G1(Jpn1含む)7勝のアドマイヤドンの半兄という血統。慢性的な脚部不安のためにデビューが遅れたが、3歳7月に函館競馬場でデビューすると、キャリア2戦で挑んだセントライト記念(G2)に優勝するなど良血馬らしいパフォーマンスを見せた。その後も脚部不安と戦いながら大阪杯(G2)3着、有馬記念(G1)5着、天皇賞(春)(G1)5着と重賞戦線で活躍し、通算10戦2勝2着2回3着1回(重賞1勝)の成績を残して2002年2月に引退し、日高町のHBA日高軽種馬農協門別種馬場で種牡馬生活をスタートさせた。

 サンデーサイレンス直仔の良血重賞勝馬ということで、初年度136頭の牝馬に配合。その後もコンスタントに牝馬を集め、2005年には自己最多の157頭の牝馬に配合。アイアンルックが2009年の毎日杯(G3)に優勝したほか、アドマイヤスバルは2009年の白山大賞典(Jpn3)を快勝したほか名古屋競馬場で行われたJBCスプリント(Jpn1)で2着するなど活躍している。 

 山口場長は「扱い易い馬だった。新天地でもかわいがってもらいたい」と寂しそうに語った。