馬産地ニュース

サマーセールが開催される

  • 2010年08月30日
  • サマーセール最高値♯757
    サマーセール最高値♯757
  • サマーセール牝馬最高値♯335
    サマーセール牝馬最高値♯335
  • 賑わいを見せた会場
    賑わいを見せた会場
  • エントランス
    エントランス
  • シンガポール購買団
    シンガポール購買団

 北海道サマーセールは新ひだか町のJBBA北海道市場において日高軽種馬農業協同組合主催により8月23日(月)~27日(金)の5日間の日程で開催された。

 上場頭数は1,178頭(牡673、牝505)で,売却頭数は479頭(牡308、牝171)。売却率は40.66%(前年3.89ポイント高)。1990年以来の40%超えとなった。総売上額は1,981,560,000円で,前年比14.5%増と健闘した。平均価格は4,136,868円で前年比5.3%の低下となった。

 最高価格馬は父キングカメハメハ、母クリスティーナサンチェスの牡駒で,23,100,000円で東京都の飯村孝男氏に購買された。牝の最高価格馬は父デュランダル,母エンドレスウェルズの産駒で,15,750,000円で日高町の(有)ディアレストクラブに購買された。

 団体購買は,JRA日本中央競馬会が57頭(牡32、牝25)を総額300,825,000円,石川県馬主協会が2頭(牡1頭、牝1頭)を総額9,660,000円で購買した。

 上場頭数が増え、平均価格が下がった代わりに売却頭数が増えたサマーセール。荒木正博組合長は「平均価格の下落に歯止めは掛けられなかったが、サマーセールとしては大健闘。ただし、市場の好況の裏には庭先取引が減ったという背景があり、手放しでは喜べない」とやや渋い顔。とくに牝馬の売却率の低さ(33.9%)、平均価格の伸び悩み(3,160,438円)を心配していた。

 また、JBBA日本軽種馬協会が行う海外販路拡大事業においてシンガポールから来日した購買者は6頭を総額22,680,000円で購買した。