8月10日から12日まで門別競馬場では「夏のケイバまつり」と題して様々なイベントが行われ、多くの来場客でにぎわった。 

　3日間を通じて「サッポロビールナイトin門別競馬場」としてサッポロビール関連のイベントが多数組まれた。悪天候に見舞われた日もあったが、1年で最も暑さを感じる季節でもあり、ビール片手に馬券検討に取り組む競馬ファンの姿が目立った。 

　10日はNOSAI日高プレゼント抽選会(提供：日高地区農業共済組合) があり、200名様に「美味ネギ君1kg」がプレゼント。農業王国・北海道ならではの産物を目当てに、来場者が列を作った。 

　とねっこ広場では「馬女(まじょ)ネット」(日高女性軽種馬ネットワーク)の会員6名が馬のパネル展や馬クイズ、絵本の読み聞かせを行い、来場した子供たちを楽しませた。パネル展では馬体の構造や馬の一生についてわかりやすく紹介し、また、会員の牧場よりメンコやシャドーロール、頭絡やエサを持ち寄って展示した。馬クイズは30問作り、「オグリキャップの毛色は？」や「馬の歯の数はいくつ？」といった問題が出された。 

　企画・運営にあたった日高女性軽種馬ネットワーク・副会長の梶川さんは、「イベントには約50名の子供たちが集まってくれました。ホッカイドウ競馬のマスコット・ホクト君が場内で熱心にPRしてくれたことも効きましたね(笑)。馬のクイズは子供たちが一生懸命答えを考えてくれました。クイズを通して馬の勉強になってくれれば嬉しいです。以前に増して競馬場に活気を感じますし、ファミリーでいらっしゃる方も増えていますね。更にお客さんが増えて競馬場全体が盛り上がるように、私たちも出来る限り協力をしていきたいです。」と、イベントを振り返って話してくれた。 

　10日、11日にはウニモグ(馬場整備車両)の体験乗車を実施。車に乗って馬場を周回できるという貴重な機会を逃すまいと、両日ともに早々と希望者が集まり、乗車できた方々は車からの眺めを目に焼き付けていた。 

　交流重賞デーの12日には「ホッカイドウ競馬・若手騎手応援うちわ」(北海道学生愛馬会制作)が500名様にプレゼント。熱気に満ちたスタンド内で役立っていたようだ。とねっこ広場のイベントコーナーでは「リボンちゃんと遊ぼうゲーム大会」、「上海ドールお笑いライブ」、「2010年サッポロビールイメージガール・中村果生莉さん浴衣撮影会」が行われ、馬から遠いエリアでも終日シャッター音や笑い声に包まれていた。 

　夏らしさを感じるグランシャリオナイターもあと僅か。8月19日にはホッカイドウ競馬3歳3冠ロードの最後を飾る王冠賞(H2)が行われる。汗を光らせた人馬が砂上を疾走する熱い戦いを是非ご覧いただきたい。