門別競馬場で「オグリキャップ追悼競走」が行われる
7月29日、門別競馬場では7月3日に亡くなった名馬オグリキャップを偲び、「オグリキャップ追悼競走」が行われた。
当日はあいにくの雨天となったが、門別競馬場・ポラリス☆ドーム内ではオグリキャップの功績を振り返るVTRが終日流され、来場者はモニターの前で思い出話に花を咲かせていた。午前には新冠町のレ・コード館でオグリキャップのお別れ会もあり、その足で門別競馬場へ向かった方もいたようで、場内にはかつてオグリキャップの手綱をとっていた安藤勝己騎手、元馬主の小栗孝一さんの姿もあった。
追悼競走となった第12競走「優駿スタリオンステーション特別」は単勝1番人気に推されたサクラシコウテイ(谷岡牧場生産)が2着に6馬身の差をつけて圧勝。第12競走の勝ち馬投票券には「オグリキャップ追悼競走」という名前が記載され、記念馬券として購入した方も多かったようだ。
門別競馬場に観戦に訪れた60代男性は、「これだけの名馬が亡くなってしまって本当に残念です。少しでも長く生きて欲しかった。今日の追悼競走も思い出にしたいです。」と、名馬の死を惜しんでいた。
また、門別競馬場・とねっこ広場ではオグリキャップ大型写真パネルの展示や、フォトグラファー・内藤律子さん制作の「オグリキャップカレンダー」と「オグリキャップポストカード」の販売が行われ、馬券検討の合間にパネルの見学や買い物をする来場客の姿も見受けられた。イベントスタッフは、「悪天候に見舞われましたが、販売したグッズはとても好評でしたし、パネルも多くの方にご覧いただけて良かったです。」と、話していた。
この日、門別競馬場内ではあちこちでオグリキャップの話題が聞こえ、改めて“芦毛の怪物”の偉大さを感じた一日であった。