相馬野馬追(そうまのまおい)が開催される 【宮城案内所】
国の指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は24日が本祭り。
南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地を中心に行われ、500余騎の騎馬武者が集い甲冑に身をまとい騎馬武者行列・人馬一体となり駆け抜ける甲冑競馬・舞い降りてくる御神旗を奪い合う神旗争奮戦は見応えがある。
野馬追地域の人々は伝統を親から子へ、そして孫へと受け継がれてきている。「幼い頃から親しんできた大切な3日間だ」という。中には相馬野馬追のために畜舎を建て、自分たちの馬と他の参加者の預かり馬を毎日世話し続けているという。毎日早朝から「人馬一体」の調教に励む、「毎日の世話は大変だが野馬追があるから馬を飼養していられる」という。地域での飼養頭数が200頭もいるらしく、300頭は他県から、借りてきているとのこと
野馬追の馬はさまざまで、軽種・重種・中間種・在来種・ポニーが馬具に飾られていた。勇ましい騎馬武者が身につけている甲冑や旗指物は先祖伝来から家々に受け継がれている装具品だという。旗指物にはさまざまな願いが込められていると言う。多彩な旗が並ぶ。
騎馬武者行列には、騎馬武者らしくひげを伸ばしている人も多く、500余騎の騎馬武者が御本陣・雲雀ケ原祭場地へと目指す姿はまさに戦国絵巻のようだった。