馬産地ニュース

オグリキャップ「お別れ会」の日程決まる

  • 2010年07月07日
  • 馬房内を埋め尽くすお悔やみの花
    馬房内を埋め尽くすお悔やみの花
  • 馬房内を埋め尽くすお悔やみの花
    馬房内を埋め尽くすお悔やみの花
  • たくさんのファンが献花に訪れている
    たくさんのファンが献花に訪れている

 3日に急逝したオグリキャップの「お別れ会」が29日、11時から新冠町のレコード館で行なわれることになった。

 オグリキャップ死亡のニュースはまたたくまに全国に広がった。訃報を聞いて、同馬がけい養されていた優駿スタリオンステーションには、近隣の牧場主や管理していた瀬戸口勉元調教師、生産者の稲葉牧場ほか、全国のファンから次々と花が届けられ、オグリキャップが過ごしていた馬房に設置された祭壇は花で埋め尽くされた。

 4日には、北海道内外からファン約100人が駆けつけて名馬の死を悼んだ。馬房には入れないもののオグリキャップが祀られている馬頭観世音大菩薩に手を合わせた。

 山崎努同スタリオンステーション主任は「メラノーマは確かに進行していたけど、いつものように放牧に出て、放牧地でも良く走っていた。長生きしてくれると信じていました」と突然のアクシデントをまだ信じられないといった表情でふりかえった。
 「いま、こうなって思うことは、今年からファンへの一般公開を再開しておいてよかったということ。毎日、たくさんの人が会いにきてくれました」と言い「25歳の馬らしく過ごしてくれていたら、こんなことにならなかったのかなって。元気すぎて逝っちゃうなんてオグリキャップらしいといえばらしいのだけど」と言葉少なに語った。

 死亡のニュースが流れた3日の夜は深夜1時すぎまで電話の対応に追われた。また翌日も次々と届けられる花と訪れる人、鳴り止まない電話の対応に追われた。「想像以上でした」と改めてオグリキャップの偉大さに驚きながらも、やや戸惑いを隠せない様子だった。