八戸市場が開催される
7月6日、青森県の八戸家畜市場で「八戸市場サラブレッド1歳(主催・青森県軽種馬生産農業協同組合)」が開催された。1歳馬75頭(牡34、牝41頭)が上場されて、20頭(牡8頭、牝12頭)が売却。26.7%の売却率で、総額4987万5000円を売り上げた。売却率は前年(46.7%)を大きく下げてしまったものの、平均価格は同微増の249万3750円という結果になった。
最高価格は祖母がサンデーサイレンスの全妹という血統の「セイカシリアスの2009(牝、父ワイルドラッシュ、新ひだか町・タイヘイ牧場生産)」。北海道の(有)ディアレストクラブが693万円で落札した。
次いだのは半兄にブルーイレヴンがいる「ヘイアンリリー2009(牡、父マイネルラヴ、青森県・石田英機氏生産)で、新冠町の(有)ビッグレッドファームが682万5000円で購買した。
山内正孝組合長は「近年、八戸市場の上場馬は中央、地方で活躍馬を多く出しているにも関わらず、価格や売却率に反映されずに残念。市場そのものが評価購買の場となっている印象で、主催者として反省すべきところは反省し、販売申込者とともに立て直していきたい」と表情を曇らせた。
また、近親に、今年の浦和桜花賞勝馬ショウリダバンザイがいる「スカーレットオハラの2009(牡、父オレハマッテルゼ、新ひだか町・田湯牧場生産)は535万5000円で新冠町の(有)ビッグレッドファームが購買。
JRA日本中央競馬会は半兄に八戸市場の取引馬でJRA5勝の現役馬リキサンファイターがいる「オーロラマキシマム2009(牡、父シルバーチャーム、青森県・オオタ牧場生産)」を378万円で落札するなど4頭(牡2頭、牝2頭)を総額1113万円で購買した。
※せりにおける売却価格はすべて消費税込みで記載しています。
せり結果の詳細につきましては、JBIS-Searchをご覧ください。◆JBIS-Search 八戸市場結果成績