馬産地ニュース

ウインズ静内でわくわくファミリーフェスタ開催

  • 2010年06月29日
  • 多くのお客様でにぎわったウインズ静内
    多くのお客様でにぎわったウインズ静内
  • 屋台村には多種多彩な食べ物が並んだ
    屋台村には多種多彩な食べ物が並んだ
  • 乗馬体験の様子
    乗馬体験の様子
  • 装蹄の実演
    装蹄の実演
  • 蹄鉄の説明をするすくも(米へんに共)田装蹄師
    蹄鉄の説明をするすくも(米へんに共)田装蹄師

 上半期のグランプリ、宝塚記念(G1)デーの6月27日、ウインズ静内ではイベント「わくわくファミリーフェスタ」が行われた。

 今回のイベントでは昨年のJRA賞年度代表馬ウオッカのグッズやオッズカードなどが当たるお楽しみ抽選会や、ポニー&乗馬体験、装蹄の実演などが行われた。屋外広場では静内名物のホッキめしや焼き鳥、綿菓子などを売る屋台村が出店し、来場者はバラエティに富んだフードメニューを楽しみながら競馬を満喫していた。

 北海道市場敷地内で行われた乗馬体験では、JRA日高育成牧場から輸送されてきたポニーのテリー、サラブレッドのスパイキーボーイ、ラベンダーの3頭が活躍。小さい子供から大人まで多くの方が馬の背を体感した。

 家族揃って乗馬体験をした新ひだか町からお越しの40代男性は、「久しぶりの乗馬でしたが、見晴らしが高くて気持ち良かったです。子供も喜んでいました。このような気軽に乗馬を楽しめるイベントは嬉しいですね。」と、笑顔を見せた。乗馬体験は特に家族連れに人気で、終了時間ぎりぎりまで列が絶えなかった。

 午後から行われた装蹄の実演では、JRA日高育成牧場の装蹄師・すくも(米へんに共)田さんがキャリア30年の熟練の技を披露した。

 見学者は装蹄されるラベンダー号の周りに集まり、肢を保定し蹄鉄を外すところから、削蹄、蹄鉄の修整、蹄に釘を打って蹄鉄をはめていくまでの工程をまじまじと見つめた。すくも(米へんに共)田さんは手慣れた手つきで装蹄しながら、作業の注意点や鉄の特性など見学者へわかりやすく説明した。

 新冠町からお越しになった20代女性は、「チラシで装蹄の実演があると知り、是非見てみたいと思って来ました。特に、釘の話が印象深かったです。なかなか装蹄の様子を見る機会はないので、ためになりました。」と、満足そうに感想を話していた。

 実演終了後は見学者から“一人前の装蹄師になるにはどれぐらいかかりますか?”、“曲がっている脚を装蹄技術で矯正していくことはできますか?”など、鋭い質問が飛んでいた。

 宝塚記念(G1)は成長著しい4歳馬ナカヤマフェスタ(新井牧場生産)が優勝し、上半期のJRA・G1シリーズは幕を閉じた。北海道もすっかり気温が上がり、いよいよ夏競馬が本格化していく。