馬産地ニュース

「牧場で働こうフェア」牧場向け説明会、研修会が開催

  • 2010年06月18日
  • 説明会の様子~1
    説明会の様子~1
  • 説明会の様子~2
    説明会の様子~2
  • GLナビゲーション代表取締役・神田滋宣氏
    GLナビゲーション代表取締役・神田滋宣氏
  • 「牧場で働こうフェア」のポスター
    「牧場で働こうフェア」のポスター

 競走馬の生産・育成牧場への就業を応援しようと発足した牧場就業促進事務局が主催し、7月28日JRA東京競馬場で開催される「牧場で働こうフェア」。それに先立ち、出展を希望する牧場向けの説明会及び研修会が6月17日、JBBA静内種馬場内の研修所会議室で行なわれた。

 リーディングブリーダー上位にランクインしている社台ファームやノーザンファーム、ノースヒルズマネジメント、ビッグレッドファーム、千代田牧場、下河辺牧場といった馬産地を代表する12の繁殖、育成牧場が終結し、熱心に耳を傾けていた。

 前半はWebサイト「BOKUJOB」コンテンツの紹介、「牧場で働こうフェア」のタイムスケジュールなど詳細が説明された。

 後半は生産地研修会。3人の“就労のプロ”が講演を行った。各種就職セミナーの運営、講師を勤めるGLナビゲーション代表取締役・神田滋宣氏を招いた「若手人材の採用について」では面接の際の注意点などを学び、OFFICE ARK代表・社会保険労務士の若山純氏による「労働法、各種労働トラブル等への対処」では労務管理の基礎知識を再確認。最後に静内農業高校進路指導部長・工藤淳教諭からは未来ある高校生たちの現状を語る「高校進路担当者から見る就職の今」と、充実した内容だった。

  参加した牧場主は「これほど大規模に求人をするのは初めての試みなのでどれくらいの人が来場してくれるか、雇用できるかなど未知数で不安はあります。それでも牧場の慢性的な人手不足、高齢化は深刻で、自分たちで何とかしないといけない問題。実際スタッフの半数以上は内地(北海道外)の出身者ですし、これをきっかけに若い人が少しでも牧場の仕事に興味を持ってもらえれば成功と言えるんじゃないでしょうか」と意気込みを語っていた。

取材班



◆BOKUJOBサイトはこちらからご覧ください。 ⇒ BOKUJOB.com

◆7月28日(水)にJRA東京競馬場にて「牧場で働こうフェア」の詳細につきましてはこちらをご覧ください。 ⇒ 「牧場で働こうフェア」
牧場への就業を検討している方はもちろん、そのご家族や学校関係者の方も大歓迎です。このフェアには競走馬のふるさと案内所も出張デスクを設置予定です。皆様のお越しをお待ちしております。