昨年、福島記念(G3)を優勝したサニーサンデー（牡4歳、父マーベラスサンデー)の母サニークラッシック、今年は3月22日に鹿毛の牝馬(父キングカメハメハ)を出産した。

　父はキングカメハメハ、種牡馬2年目の産駒となるアパパネが昨年末に阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)を制し産駒G1初制覇、今年は桜花賞(G1)、オークス(G1)と牝馬クラシック2冠に輝いた他、ローズキングダムが昨年の朝日杯フューチュリティステークス(Jpn1)を勝ち、日本ダービー(G1)でも2着に健闘するなど産駒が大活躍している。

　本馬の祖母はサニースイフト、叔父には1997年に皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)を勝った2冠馬サニーブライアン（父ブライアンズタイム）がいる他、遡れば1987年の日本ダービー(G1)で2着になったサニースワローなど活躍馬多数。生産した(有)丸村村下ファームにとっても牧場の歴史を凝縮したような血統だ。

　本馬は母サニークラッシックの5番仔。とても人懐っこい中にも気品あふれる当歳だ。馬体に流星などの目立った模様が無いのが父のキングカメハメハに似ている。

　「半兄のサニーサンデーも重賞で頑張ってくれています。3歳の半兄サニーダニエルも待望の初勝利を挙げてくれましたし、叔父のサニーネイティブも4勝した平場から転向した障害でも初勝利を挙げてくれました。この馬にも期待していますよ。」と語るのは(有)丸村村下ファームの村下さん。思い入れの深い血統だけに期待も大きいそうだ。