馬産地ニュース

軽種馬育成管理品評会が行われる~三石

  • 2010年06月14日
  • 審査の様子
    審査の様子
  • 牡の部で最優秀賞を受賞した「ダイゴホーム」
    牡の部で最優秀賞を受賞した「ダイゴホーム」
  • 牝の部で最優秀賞を受賞した「バーミスキャットの2009」
    牝の部で最優秀賞を受賞した「バーミスキャットの2009」
  • 表彰状を受け取る仲野さん(最優秀賞)
    表彰状を受け取る仲野さん(最優秀賞)
  • 品評会終了後には賑やかに懇親会が行われた
    品評会終了後には賑やかに懇親会が行われた

 6月11日、新ひだか町三石で1歳馬の育成管理品評会(主催 みついし農業協同組合、三石軽種馬生産振興会)が行われた。今年で54回を数える三石地区の恒例行事だ。

 午前9時30分より牡・牝各12頭(計24頭)の審査が始まり、審査員と牧場関係者が各牧場をまわった。エントリーされた馬が展示されると、審査員は立ち姿と歩様を見定め、獣医師の方が実際に馬に触ってチェックをする。中には一度に大勢の人に取り囲まれ、イレ込んでしまう馬もいたが、どの馬も成長著しい見栄えのする馬体を披露した。今年は口蹄疫問題が発生しているため、牛のいる牧場へ出入りの際は靴に消毒液を付ける場面もあった。

 午後3時過ぎに審査が終了し、午後5時から表彰式が行われた。表彰式では受賞した牧場の皆さんが嬉しそうに表彰状を手に取っていた。

 審査員を務めたJRA日高育成牧場の朝井洋場長は、「今年も素晴らしい馬を見せてもらい、牡馬、牝馬共に選ぶのに苦労しました。牡の部で最優秀賞を受賞したダイゴホームは非常にバランスのとれた馬で、今後の成長が楽しみです。牝の部で最優秀賞となったバーミスキャットの2009は馬体が素晴らしく、気品のあふれた馬で、こちらも今後の成功が期待されます。
 全体的に馬を見せる意識が年々強くなっていると感じます。きれいにブラッシングすることや、しっかり立たせること、一つ一つのことがきちんとされていました。今後はハミをつけて歩くこと、ハミを馬に覚えさせることが大事になっていくと思います。これからも是非、品評会を継続されて、強い馬づくりのキッカケにして欲しいです。」と、講評した。今年も粒ぞろいのラインナップで、選考は難航したようだ。

 見事、牡の部で最優秀賞を受賞した仲野牧場の仲野巌さんは、「この馬は産まれて間もない時から品評会に出すつもりでした。仕上がりには自信があったし、してやったりという気持ちです。父のケイムホームは仔出しが良く、種牡馬としてかなり期待しています。今年8月のせりに上場予定なので、良い状態を維持していきたいです。品評会は今後も是非続いて欲しいし、私みたいな60代が受賞するのですから、これを刺激に若い人たちにも頑張って欲しい。」と、満面の笑みで感想を話してくれた。

 今回受賞した1歳馬(父ケイムホーム)は半姉に2009年の道営重賞フロイラインカップ(H3)を勝ったベレンバンがいる血統。仲野さんのお話では素直な性格と、歩様の素軽さが長所だという。今後の成長が楽しみな存在だ。

[結果]
・牡の部
最優秀賞 ダイゴホーム (父ケイムホーム) 仲野牧場生産
優秀賞 さむ (父サウスヴィグラス) 平野牧場生産
優良賞 ビアンキの2009 (父キングカメハメハ) 土田農場生産
優良賞 ハギノオマージュの2009 (父クロフネ) 本桐牧場生産

・牝の部
最優秀賞 バーミスキャットの2009 (父シンボリクリスエス) 土田農場生産
優秀賞 タヤスオドリコの2009 (父ゴールドアリュール) 前田宗将生産
優良賞 ケイアイエリザベスの2009 (父ジャングルポケット) 三石橋本牧場生産
優良賞 アモリストの2009 (父スペシャルウィーク) 山際牧場生産

・団体の部
総合優勝 歌笛支部