馬産地ニュース

2歳新種牡馬ルールオブロー産駒が初勝利

  • 2010年05月28日
  5月25日、兵庫県の姫路競馬場で行われた2歳新馬戦「JRA認定ファーストトライ競走(ダート800m、1着賞金200万円)」で、新種牡馬ルールオブロー産駒のキングロッキー(牡2歳、兵庫・黒田隆男厩舎)が優勝し、ルールオブローは今年初年度産駒がデビューするフレッシュマンサイアーの中で最初に勝ち星をあげた。

  ルールオブロー(牡9歳、父キングマンボ)は2001年生まれの米国産馬。2003年に英国でデビューすると、2戦目で初勝利。英国ダービー(G1)で10番人気ながらノースライトの2着と大健闘をした。秋になりグレイトヴォルティジュールS(G2)で重賞初勝利を飾ると、続く英セントレジャー(G1)を逃げ切り、G1タイトルを獲得した。

  通算英愛9戦4勝、2着2回3着2回の成績を残し、現役引退後の2007年に日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬入り。世界的大種牡馬キングマンボの後継として、毎年100頭前後の繁殖を集める人気種牡馬として活躍している。

  初年度産駒は68頭が血統登録。すでに兵庫競馬のほかホッカイドウ競馬で、4頭がデビューしている。

  2008年産が本邦初年度産駒となる新種牡馬は、ディープインパクト、ハーツクライ、ロックオブジブラルタル、デビットジュニアなど30頭。