5月17日、千葉県の船橋競馬場で1歳馬と2歳馬を対象にした「千葉サラブレッドセール」が開催された。1歳馬5頭(牡1頭、牝4頭)と2歳馬53頭(牡17頭、牝35頭、セン1頭)が上場されて、1歳馬1頭(牝1頭)と2歳馬36頭(牡11頭、牝25頭)が売却。総額5億2,983万円(税込)を売り上げた。最高価格は「フォレストゾーン2008(牝、父アグネスタキオン、新冠・新冠橋本牧場生産)」の4,515万円でビッグレッドファームが落札した。

　快晴の青空に恵まれた当日、2歳馬の騎乗供覧は午前8時30分からはじまった。実際に競馬で使用される船橋競馬場のコースを使い、この日のためにトレーニングされた2歳馬が2ハロンから時計を出して、能力の高さと仕上がりの良さをアピールした。

　23秒7-10秒5と最も速い時計で2ハロンを駆け抜けたのは最高価格となった「フォレストゾーン2008」。今春のスイートピーSで2着に逃げ粘ったニーマルオトメの半妹だ。

　2ハロン計測で2番目のタイムを記録したのは「レイラインの08(牡、父クロフネ)、千歳市・社台ファーム生産)。23秒8-11秒1を記録して2,205万円で桑畑隆信氏が落札した。

　23秒9-11秒1の「マニックサンデーの08(牡、父ファルブラヴ、千歳市・社台ファーム生産)は2,310万円でグローブエクワインマネージメント(有)が、同じく23秒9-11秒2の「グランパドドゥの08(牡、父タニノギムレット、千歳市・社台ファーム生産)は2,205万円で岡浩二氏が落札した。

　2003年の開催から騎乗供覧とせりを船橋競馬場で行うようになった同セールは05年からは3年連続で売上レコードを記録。今回は、2007年のレコードを大幅に上回る売上を記録した。

　また、1歳馬は「エアココ2009(牝、父ケイムホーム)」が315万円でJRA日本中央競馬会に落札された。

取材班

◆せり結果の詳細につきましては、以下のサイトをご覧下さい。
->JBIS-Search千葉サラブレッドセール1歳
->JBIS-Search千葉サラブレッドセール2歳
->馬市ドットコム