馬産地ニュース

ひだかトレーニングセール公開リハーサルが行われる

  • 2010年05月12日
  • 1番時計のマーチンミユキ08(牡、父マイネルラヴ)
    1番時計のマーチンミユキ08(牡、父マイネルラヴ)
  • 本番さながらに時計が表示
    本番さながらに時計が表示
  • ビデオ撮影も行われた
    ビデオ撮影も行われた
  • ハロー駆けで馬場整理も行われた
    ハロー駆けで馬場整理も行われた
 6月8日に浦河町のJRA日高育成牧場で行われる「ひだかトレーニングセール(主催・ひだか東農業協同組合)」の公開リハーサルが5月11日、同育成牧場のトラックコースで行われた。あいにくの曇り空だったが、好仕上がりをアピールしたい60頭が本番さながらの迫力ある追い比べを披露した。

 最後1ハロンの計測で、もっとも速い時計を記録したのは「マーチンミユキ08(牡、父マイネルラヴ)」の10秒4。母の半兄に新潟3歳S(G3)の勝馬ダイカツリュウセイがいる血統で仕上がりの早さを見せつけるかのような走りをみせた。

 これに続いたのは「マルケイシーマ08(牡、父マヤノトップガン)」の10秒7。こちらもカチドキリュウ(クリスタルC(G3))やハイランドレディー(エーデルワイス賞(G3)2着)などが近親にいて仕上がりの早いファミリーだ。上位2頭は、毎年トレーニングセールの騎乗供覧で好時計を連発する山口ステーブルによる育成馬だった。

 また10秒8を記録した「ケイアイポリスの20(牡、父ヘクタープロテクター)」はおじにザフォリア(京都4歳特別(G3))がいる血統馬で、同じく10秒9の「ハートフルメロディの2008(牡、父スキャン)」はおばにカワカミプリンセス(オークス(G1)、秋華賞(G1))の名前が見える。最後1ハロンを10秒台で駆け抜けたのはこの4頭だったが、半数以上の馬が11秒台以内でゴールしており拮抗したリハーサルとなった。

 6月8日のせり当日は、午前10時から騎乗供覧が行なわれ、12時から比較展示。そして13時からセリが開始される予定だ。
取材班