馬産地ニュース

国指文化財「小迫の延年」が開催

  • 2010年04月06日
  • 参加した姫子
    参加した姫子
  • 姫子と岩清水忠男さん
    姫子と岩清水忠男さん
  • 参加した馬達
    参加した馬達
  • お祭りの模様1
    お祭りの模様1
  • お祭りの模様2
    お祭りの模様2
 4月4日(日)に、宮城県栗原市金成の白山神社において通称「小迫(おばさま)祭り」、けんか祭、荒祭などとも呼ばれてきた「小迫の延年(おばさまのえんねん)」が開催された。


 小迫の延年会場に入る前に芦毛・鹿毛馬6頭がお出迎えのような風景…、いや出番待ちで待機状態。馬は重種のブルトン種・ペルシュロン種。今回は岩手県・宮城県から6頭が参加。

 今回初めて小迫の延年に参加した岩手県の岩清水忠男さんの馬「姫子」は牝の16歳。おっとりしている馬「姫子」の出番は…。お山開き・御法楽の出番が待ち遠しそう。「かわいい馬、触ってもいいですか」カメラを向けられてもおとなしい。

 東北の行事があるときは参加(ちゃぐちゃぐ馬コなど)しているという忠男さんと姫子は種付けに岩手県遠野市まで行くとのこと。

 花火の合図で午後1時より行われた。

 お山登り(おやまのぼり)お山詰(おやまずめ)献膳(けんぜん)獅子舞(ししまい)お山開き・御法楽(おやまびらき・ごほうらく)入振舞(いりふりまい)飛作舞(ひさまい)田楽舞(でんがくまい)の後、この祭りのハイライト馬乗渡しが行われた。

 馬乗渡しは最も人気の神事で、6人の武者が馬に乗り言上を申し述べ馬に跨った那須与一が、大扇の前に進み、八幡大菩薩と那須の弓神大明神に祈り、弓に矢をつがえて大的めがけてヒューと放す馬乗渡し。クライマックスで観客も魅了して無事終了した。
宮城案内所