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JBBA種牡馬産駒が3週連続重賞制覇

  • 2010年04月06日
 オペラハウス産駒のテイエムアンコール(牡6歳 栗東・柴田政見厩舎)が4月4日の産経大阪杯(G2)に優勝し、JBBA供用種牡馬は3月20日にフラワーC(G3)を制したオウケンサクラ(父バゴ)、3月27日の日経賞(G2)に優勝したマイネルキッツ(父チーフベアハート)に続いて3週連続でJRA重賞に優勝した。

 オペラハウス(22歳)は父サドラーズウェルズ、母カラースピン(その父ハイトップ)という血統の英国産馬。1歳時にタタソールズ社のハイフライヤー・イヤリングセールでシェイクモハメド殿下(当時)に34万ギニーで落札され、英国のM・スタウト厩舎からデビューした。脚部不安により3歳クラシック戦線で良績を残すことはできなかったが、順調に使えるようになった3歳秋から頭角を現し、4歳時に本格化。5歳時にはコロネイションカップ(G1)、エクリプスS(G1)、キングジョージ6世&クインエリザベスS(G1)とG1レースを3連勝。全欧古馬チャンピオンに選ばれた。通算成績は18戦8勝2着4回3着3回(重賞6勝)

 1994年に英国から輸入され、テイエムオペラオー、メイショウサムソンの両巨頭ほかニホンピロジュピタ(南部杯(中央交流・G1))ミヤビランベリ(目黒記念(G2))ヤマトマリオン(東海S(G2))など産駒は芝・ダート、平地・障害と幅広いジャンルで活躍し、4月4日現在で中央重賞は43勝。内訳は平地G1レース12勝、G2レース18勝、G3レース13勝。障害12勝。これまでにデビューさせた13世代の産駒による通算獲得賞金は106億円を超えている。

 今年度の種付料はA:60万円、B:80万円、C:100万円。
(A:基本契約。B:不受胎時種付料返還特約及びフリーリターン特約付き。C:フリーリターン特約付き9月15日期限払い)
取材班