20日、産地馬体検査が浦河・BTCで行われた。

　この日は今夏からのデビューを目指す181頭が会場に姿を見せ、マイクロチップなどによる特徴判定や、採血、眼の検査などに臨んでいた。

　普段から調教で訪れているBTCが会場ながらも、普段とは勝手が違うのか、2歳馬の中には落ち着きを無くする姿もあり、その度に手綱を持つ育成スタッフに優しくたしなめられていた。

　この日は本年度に初年度産駒をデビューさせる新種牡馬（ディープインパクト、ロックオブジブラルタル、デビッドジュニアなど)の産駒も会場に姿を見せた。

　新種牡馬の初年度産駒の育成を手がけているというスタッフからは、「新種牡馬は自分たちとしても未知の魅力がありますし、現役時の活躍を見ている種牡馬の産駒には、より楽しみも膨らみます。いい動きをしている馬も多いだけに、このまま順調にデビューさせたいですね」と笑顔で話していた。

　産地馬体検査はこの後、21日が新ひだか町・JBBA北海道市場、22日と23日が安平町・北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われていく。
取材班