馬産地ニュース

産地馬体検査が行われる~安平

  • 2010年04月23日
  • キッスパシオンの08(牡、父ディープインパクト)
    キッスパシオンの08(牡、父ディープインパクト)
  • 産地馬体検査風景
    産地馬体検査風景
 平成22年度の産地馬体検査(第1回北海道地区)も3日目。今日からは安平町・北海道ホルスタイン協会家畜市場にて、2日間に渡って、血液や個体識別といった検査が行われる。

 この日は安平町とその隣の苫小牧市に牧場を構える、ノーザンファーム育成馬(ノーザンファーム早来牧場、ノーザンファーム空港牧場)が多数来場。また、同じ社台グループである社台ファームも、馬運車10台で会場に乗り付けた。

 今年、初年度産駒をデビューさせるディープインパクト産駒に注目が集まる中、その多くを生産、育成しているのが社台グループ。この日も秋華賞馬のエアメサイアの半妹となるエアデジャヴーの08(牡)や、オークス馬の産駒となるシルクプリマドンナの08(牡)、ステイゴールドの半弟となるゴールデンサッシュの08(牡)など、デビューから注目の集まるディープインパクト産駒たちが検査を受けていた。

 そのディープインパクト産駒の一頭であるキッスパシオンの08(牡)は、札幌3歳S(G3)の2着馬を母に持ち、半姉のアドマイヤキッスが重賞を4勝をあげた良血馬である。

 「柔らかい動きは父のディープインパクトが出ている印象を受けます。血統的にも楽しみが大きいです」と普段の調教から騎乗しているというスタッフは、時に馬の顔を撫でながら話してくれた。
取材班