馬産地ニュース

胆振軽種馬農業協同組合の総会が行われる

  • 2010年03月19日
  • 総会の模様
    総会の模様
  • 胆振軽種馬農業協同組合高橋秀昌組合長
    胆振軽種馬農業協同組合高橋秀昌組合長
  • JRA水野豊香馬事部生産育成対策担当理事
    JRA水野豊香馬事部生産育成対策担当理事
  • 日本軽種馬協会西村啓二副会長
    日本軽種馬協会西村啓二副会長
  • 日本軽種馬協会胆振支部に対して賞状及びトロフィーが贈られた
    日本軽種馬協会胆振支部に対して賞状及びトロフィーが贈られた
 胆振軽種馬農業協同組合(高橋秀昌代表理事組合長、組合員64人)の第45回通常総会が3月18日、登別市内のホテルで行なわれた。

 会には胆振(むかわ、厚真、安平、苫小牧、白老、登別、伊達、洞爺、豊浦)渡島(八雲、森)桧山(上ノ国)石狩(千歳)の4支庁の生産者56名が出席(委任状含む)し、盛況のうちに行なわれた。

 冒頭、高橋秀昌組合長は「競馬を取り巻く環境は依然として厳しく、JRAにおいては12年連続の売上減、地方競馬においてもホッカイドウ競馬を含め、存廃が取り沙汰されている主催者が多く存在しています。競馬の隆盛は、生産界にとっても最大の願いでもあります。その中でも特に収支均衡3年計画の最終年度にあたるホッカイドウ競馬におきましては目標達成のためにも皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます」と挨拶。また「北海道市場が自分自身の足でしっかり立つことが出来るようにしなければならない」と日高地区で理解を得られていない主取手数料問題に対しても意見を述べた。

 また、来賓として招待されたJBBA日本軽種馬協会西村啓二副会長は「底が見えない不況が続いておりますが、当協会としては地方競馬、及び2歳牝馬限定競走への支援、北海道市場の市場取引賞に対する支援などを引き続き行なっていきます」と組合員を励まし、協力を訴えた。

 むかわ町の片山幹雄さんを議長に選出して進められた第1号議案から第7号議案までの議事は、事務局の細かな説明により大きな混乱もなく全て賛成多数により議案通り承認された。

 第1号議案 平成21年度事業報告、貸借対照表、損益計算書ならびに剰余金処分案
 第2号議案 定款及び役員選任規定の一部改正
 第3号議案 平成22年度事業計画ならびに収支予算案
 第4号議案 平成22年度賦課金の賦課徴収
 第5号議案 理事及び監事の報酬の決定
 第6号議案 系統団体に対する加入ならびに出資増口
 第7号議案 資産の取得処分
 
 
 会に先立って行なわれた奨励表彰では、JRA日本中央競馬会生産者団体賞表彰において7年連続1位になった日本軽種馬協会胆振支部に対してJRA水野豊香馬事部生産育成対策担当理事から賞状及びトロフィーが贈られ、G1競走を制した社台コーポレーション白老ファーム、ノーザンファームに対しては日本軽種馬協会会長賞が、その他重賞競走を制した牧場、ならびに特別重賞勝馬表彰では高橋組合長からそれぞれの牧場に対して賞状がおくられた。

 また、永年勤続優良従業員表彰では田口トレーニングファームの澤口貴則さん、笹山重和さん。メジロ牧場の志田原正信さん、斉藤克巳さんが10年の勤続をたたえられた。
取材班