馬産地ニュース

JBBA生産育成技術者研修の修了式が行われる

  • 2010年03月17日
  • 中西信吾静内種馬場長から研修生1人ずつに修了証書が受け渡された
    中西信吾静内種馬場長から研修生1人ずつに修了証書が受け渡された
  • JBBA西村啓二副会長からお祝いの挨拶
    JBBA西村啓二副会長からお祝いの挨拶
  • 騎乗供覧
    騎乗供覧
  • 1年間の練習の成果を披露した
    1年間の練習の成果を披露した
 JBBA日本軽種馬協会の生産育成技術者研修(第31期生)の修了式が3月17日、同協会静内種馬場研修所で行なわれた。

 今回卒業するのは16歳から31歳までの男女12名(男性7名、女性5名)。午前10時から同協会の覆馬場運動場で行なわれた騎乗供覧では10人が馬にまたがって、部班演技を行い、集まった父兄や関係者らに1年の練習成果を披露した。その後は同協会研修所内にて中西信吾場長から、1人ずつに修了証書と記念品を手渡された。

 河野洋平会長(西村副会長代読)からは「1年間の厳しい訓練を耐え抜いた12名の研修生の方々にはお祝い申し上げます。競馬を取り巻く環境は厳しく、生産界においても厳しい状況にありますが、こうした現状を打破するためには強い馬による魅力ある競馬を提供しなければならないと考えていますが、今回、卒業される生産育成技術者研修生の皆さんがその一翼を担う存在であると期待します。本研修が競馬サークル内で高い評価を得られているのは、過去の卒業生の努力の賜物であります。皆さんが先輩方に負けないように精進することを願います」と挨拶。

 卒業生を代表して大阪府出身の高畑優さんから「1年間の研修期間では、それぞれが壁に当たることもありましたが、その経験は、密度の濃い何ものにも替え難いものだったと思います。今後は、それぞれが一流のホースマンになるという目標に向かいますが、1年間を共に過ごした仲間と馬たち、そしてJBBAの皆様に感謝し、その目標を達成することをここに誓います」と謝辞があった。

 1990年にスタートした同研修制度は、今回の12人を含めて、これまで347人の人材を内外の生産。育成牧場に送り込んでいる。
取材班