馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬の2歳馬能検がスタート

  • 2010年03月23日
  • 2010年第1回能力検査の様子
    2010年第1回能力検査の様子
  • 新種牡馬スズカマンボ産駒も登場
    新種牡馬スズカマンボ産駒も登場
  • 1番時計をマークしたハルミチ(牡2歳、父ブラックホーク)
    1番時計をマークしたハルミチ(牡2歳、父ブラックホーク)
  • スタンドにてファンの方も観戦出来る
    スタンドにてファンの方も観戦出来る
 3月18日、門別競馬場では2歳馬の能力検査が行われた。この日、受験したのは21頭の2歳馬。合格基準タイムの58秒(800m)のクリアを目指し、寒い風の吹く中を疾走した。1番時計をマークしたのはブラックホーク産駒の牡馬ハルミチ(北海道・角川厩舎)。スタートから手応え十分に追走し、スピード感たっぷりに50.8秒の走破タイムでゴールした。この日は直前で出走を取り消した1頭を除き、20頭が無事合格した。

 楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦さんは今回の能力検査について、「今年はこれまで馬場閉鎖もなく、どの馬も順調な仕上がりを見せていましたね。今日は風の影響もあって時計の出やすい馬場でしたが、平均して走破タイムは速かったと思います。新種牡馬スズカマンボ産駒をはじめ、昨年のリーディングサイアーであるマンハッタンカフェ産駒や、ホッカイドウ競馬ゆかりの血統であるオリガミの仔、活躍馬ボクの半妹など、バラエティに富んだ2歳馬が登場しましたね。春以降のデビューが楽しみです。」と、回顧した。ホッカイドウ競馬デビュー馬のレベルは毎年高く評価されており、今年も新たなスターホース誕生を期待したい。

 また、今年は2歳馬の能力検査をファンの皆さんも観戦できることとなり、旧スタンドでは出走表を片手に約20名のファンが若駒の走りを見守った。日高町から訪れた60代の男性は、「まだこの時期は馬が若いでしょうけど、よく調教されているなと思いました。今年も開幕したら是非競馬場へ足を運びたいと思っています。ホッカイドウ競馬は2歳戦のレースも多いので、楽しみです。」と、4月28日の開幕へ向けて胸を高鳴らせていた。

 2歳馬の能力検査はホッカイドウ競馬開幕まで計8回行われ、次回以降もファンの方は見学可能。出走表、検査結果などの詳細はホッカイドウ競馬公式ホームページで公表されている。

 また、3月15日より、日高軽種馬振興対策推進協議会・ホッカイドウ競馬支援室では、「ホッカイドウ&地方競馬 サポーターズクラブ2010」の会員募集を開始している。今年も一部のレースで口取り写真に参加できる特典が用意されており、ふるってご参加いただきたい。
取材班


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