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パーソナルラッシュの初仔が誕生

  • 2010年02月15日
  • 2月6日に産声を上げたパーソナルラッシュの初仔
    2月6日に産声を上げたパーソナルラッシュの初仔
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 2004年のダービーグランプリ(G1)などを制し、昨シーズンから新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているパーソナルラッシュ(牡9歳、父ワイルドラッシュ)の初仔が2月6日、日高町の庄野牧場において誕生した。

 その待望の初仔は鹿毛の牝馬。母は近親にカルストンライトオなどがいるグラールホーリー。すくすくと順調に育っています。

 産駒について同牧場の庄野宏志さんは「牝馬にしては骨が太く大きく出ました」と語る。父を管理した大井の高橋三郎調教師もすぐ視察に訪れ「パーソナルラッシュに似ている。縁があれば何頭でも手掛けてみたい」と、産駒を自分の子供のようにかわいがっていったといいます。

 パーソナルラッシュは01年生まれの米国産馬。JRAに在籍した3歳時には、エルムS(G3)、ダービーグランプリ(G1)を制して米国へ遠征。BCクラシック(G1)に出走し、6着と健闘。5歳時に南関東・大井へ移籍。通算27戦7勝(重賞4勝)の成績を収めた。

 昨年は38頭に種付け。ワイルドラッシュの後継種牡馬として産地での人気は高い。産駒の評価も良いことから、将来が楽しみな種牡馬と言える。
取材班