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コンデュイットがビッグレッドFにスタッドイン

  • 2010年02月04日
  • ビッグレッドFに到着したコンデュイット
    ビッグレッドFに到着したコンデュイット
  • 同

 08年、09年のBCターフ(米G1)など、米、英でG14勝をあげたコンデュイット(牡5、父Dalakhani)が、種牡馬としての繋養先となる新冠町・ビッグレッドファームに到着した。

 05年にアイルランドのBallymacoll Stud Farm Ltdで産まれたコンデュイットは、2歳の9月に初勝利をあげると、3歳時にはゴードンS(英G3)で重賞を初制覇。続く英クラシック最後の一冠であるセントレジャーS(英G1)にも勝利した。

 一躍、英国における芝中長距離界の代表馬となったコンデュイットはBCターフ(米G1)へと参戦。世界から参戦した強豪を相手にレースレコードとなる好時計で優勝し、この年のエクリプス賞最優秀芝牡馬に輝いた。

 4歳時にもキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(英G1)に加え、史上2頭目となるBCターフ(米G1)連覇を達成。ジャパンカップ(G1)では4着に敗れたものの後方から鋭く追い込み、日本の馬場への適正を示した。通算成績は15戦7勝。

 この日の午前に検疫を開放されたコンデュイットは、ビッグレッドファームの馬運車に乗って、午前11時40分にスタリオン厩舎へと到着。ビッグレッドファームスタッフが出迎える中、元気に馬運車から降りてくると、他の種牡馬からの歓迎の挨拶に答えるように大きくいなないた。

 到着を見届けたサラブレッドクラブラフィアン代表の岡田紘和氏は、

「無事に到着してくれて何よりです。牧場でも重賞勝ち馬や重賞勝ち馬の母など、トップクラスの繁殖牝馬に配合して、種牡馬としての成功をバックアップしていきたいです」

 と話していた。種付料は受胎条件の300万円。また、ビッグレッドファームの種牡馬展示会は、2月15日の午前10時30分から行われる。
取材班