馬産地ニュース

ライディングヒルズ静内で新春乗馬大会が開催される

  • 2010年02月02日
  • ジムカーナ
    ジムカーナ
  • 曳き馬リレー
    曳き馬リレー
  • ホッカイドウ競馬の五十嵐冬樹騎手も参加
    ホッカイドウ競馬の五十嵐冬樹騎手も参加
  • 競技の様子
    競技の様子
 1月31日、新ひだか町のライディングヒルズ静内で新春乗馬大会(主催 ライディングヒルズ静内、有限会社 加藤ステーブル)が行われた。

 当日は小学生から中高年の方まで総勢55人が参加。初心者向けのジムカーナ競技から高い技術を要する障害飛越競技、チーム対抗の曳き馬リレーなど、今回も盛りだくさんのプログラムが組まれた。

 午前9時から始まった大会は運営スタッフの円滑な進行のもと、地元高校馬術部の学生や少年団のサポートも相まって順調に行われた。曳き馬リレーでは予選から熱戦が繰り広げられ、勝ち上がったチームは一様に喜びを分かち合っていた。また、競技中、人馬の呼吸が合わなかったり、馬が指示を聞いてくれなかったりする場面では、会場内から選手へ応援の声があがり、ゴールした参加者には温かい拍手が送られた。

 お昼には杵と臼を用意しての餅つき大会も行われ、参加者はつきたてのお餅で作ったお汁粉やきなこ餅を堪能していた。

 参加した小学4年生の福久紗蘭さんに競技の感想を聞いてみると、「レッスンの時よりも大会では上手く乗れて良かったです。これからもっと上達していきたいと思います。」と、はつらつとした表情で話してくれた。

 浦河町から乗馬仲間で参加した女性は、「今回初めて参加しましたが、色々な方々とお知り合いになれましたし、競技も楽しかったです。印象に残っているのは曳き馬リレーですね。迫力があって面白かったです。またイベントがあれば是非参加したいと思います。」と、満足な一日を過ごせたようだ。

 ライディングヒルズ静内統括責任者の栃窪直人さんは今大会を振り返って、「人馬共にケガなく無事に開催できて何よりです。今大会も沢山の方に参加していただけましたし、ランチにご用意したお餅メニューも好評で良かったです。今後も障害飛越競技を主としながら、初心者や障害者の方にも親しみやすい内容を盛り込み、乗馬大会を開催していきたいです。また、乗馬人口の拡大を目指して、新しいイベントの企画も模索していきたいですね。」と、安堵の面持ちで語った。

 ライディングヒルズ静内では2月、3月にも乗馬大会を予定している。
取材班