第3回北海道地方競馬運営委員会が開催される
平成21年度の「第3回北海道地方競馬運営委員会(佐藤郁夫委員長=札幌大学経済学部教授、12人)」が12月15日、札幌市内で開催された。
この日、出席したのは9人。会に先立ち、東修司道農政部長は「次年度は、収支均衡が求められる年。何としてでも単年度収支の赤字を解消し、地域経済や馬産地振興につなげていきたい」と挨拶し、積極的な意見交換を促した。
道営ホッカイドウ競馬の21年度開催は、札幌2開催6日間、門別14開催75日間(中止1日)の計81日間。競馬法に基づき、全国で初めて競馬の実施に関する事務を振興公社に委託し、道農政部内に競馬事業室を設置してスタートした。
結果は、前年対比101.4%の115億4500万円を売り上げて、目標達成率98.8%を記録した。ナイター開催を増やし、収益性の高い南関東を中心として場間場外発売の拡大、首都圏のファンに向けて情報提供を増やすなど売上の拡大策と魅力ある番組編成、あるいは経費の削減、経営の合理化などが実を結びつつあることが報告された。委員からは経費のさらなる見直しの必要性などが指摘された。
売上に関しては、とくに8月のブリーダーズゴールドC(Jpn2)以降、計画対比を上回る日が多くなっており、次年度に向けて明るい傾向が報告された。
議論が分かれたのは、平成22年度事業運営について。今年、発売目標額を大きく下まわった札幌開催については、委員間でも意見の分かれ活発な議論が展開された、結果、競馬のバリエーションや新規ファン開拓のために都市部開催の必要性は不可欠としながらも、赤字解消を最重要課題とする22年度については「再来年以降の復活を視野に、来年度は休止やむなし」との声が多く「要望書つきの休止」が提案された。
これにより、来年度の道営ホッカイドウ競馬は、全日程を門別競馬場のナイター開催で行なわれる公算が強くなった。東農政部長は「22年度を乗り切って、23年度以降に前向きな議論ができるように努力したい」と会を締めくくった。
取材班
この日、出席したのは9人。会に先立ち、東修司道農政部長は「次年度は、収支均衡が求められる年。何としてでも単年度収支の赤字を解消し、地域経済や馬産地振興につなげていきたい」と挨拶し、積極的な意見交換を促した。
道営ホッカイドウ競馬の21年度開催は、札幌2開催6日間、門別14開催75日間(中止1日)の計81日間。競馬法に基づき、全国で初めて競馬の実施に関する事務を振興公社に委託し、道農政部内に競馬事業室を設置してスタートした。
結果は、前年対比101.4%の115億4500万円を売り上げて、目標達成率98.8%を記録した。ナイター開催を増やし、収益性の高い南関東を中心として場間場外発売の拡大、首都圏のファンに向けて情報提供を増やすなど売上の拡大策と魅力ある番組編成、あるいは経費の削減、経営の合理化などが実を結びつつあることが報告された。委員からは経費のさらなる見直しの必要性などが指摘された。
売上に関しては、とくに8月のブリーダーズゴールドC(Jpn2)以降、計画対比を上回る日が多くなっており、次年度に向けて明るい傾向が報告された。
議論が分かれたのは、平成22年度事業運営について。今年、発売目標額を大きく下まわった札幌開催については、委員間でも意見の分かれ活発な議論が展開された、結果、競馬のバリエーションや新規ファン開拓のために都市部開催の必要性は不可欠としながらも、赤字解消を最重要課題とする22年度については「再来年以降の復活を視野に、来年度は休止やむなし」との声が多く「要望書つきの休止」が提案された。
これにより、来年度の道営ホッカイドウ競馬は、全日程を門別競馬場のナイター開催で行なわれる公算が強くなった。東農政部長は「22年度を乗り切って、23年度以降に前向きな議論ができるように努力したい」と会を締めくくった。
取材班