馬産地ニュース

カツラノハイセイコ・ルションの合同慰霊祭が行われる

  • 2009年10月30日
  • 慰霊祭の様子
    慰霊祭の様子
  • 祭壇
    祭壇
  • 同

  • JBBA西村副会長によるお別れの挨拶
    JBBA西村副会長によるお別れの挨拶
 JBBA種牡馬としてJBBA七戸種馬場やJBBA下総種馬場で供用され、ユウミロク(カブトヤマ記念(G3)、オークス(G1)2着)などを送り出したカツラノハイセイコ(10月8日老衰のため33歳で死亡)の慰霊祭が10月30日、JBBA那須種馬場で執り行われた。

 同馬は1979年の日本ダービーの他、天皇賞(春)、マイラーズC、目黒記念など、通算23戦8勝。競馬ブームを起こし怪物といわれた父ハイセイコーの果たせなかったダービー制覇の夢を果たした。98年に種牡馬を引退、功労馬として那須種馬場で余生を送っていた。

 献花も絶えぬまま、その悲しみが癒える間もなく、同種馬場で繋養中だったウオッカのブルードメアサイアーとして知られるルシヨンも同26日に老衰のため28歳で死亡し、併せての慰霊祭となった。

 慰霊祭にはJBBA本部・支部役職員他、JRA、NARの関係者、カツラノハイセイコの現役時代の馬主の桂土地(株)の桂昇三氏や生産者の息子さんの鮫川啓一氏も遠路わざわざ駆けつけ、皆に愛された同馬の死を悼んだ。西村副会長のお別れの挨拶の後、光真寺の黒田住職の読経とともに、最後の別れを惜しんだ。
取材班