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エイシンデピュティがレックススタッドにスタッドイン

  • 2009年12月13日
  • レックススタッド到着したエイシンデピュティ
    レックススタッド到着したエイシンデピュティ
  • 馬運車から降りた際に、周囲を見渡していた
    馬運車から降りた際に、周囲を見渡していた
  • 父のような素晴らしいスピードと勝負根性のある産駒の登場に期待したい
    父のような素晴らしいスピードと勝負根性のある産駒の登場に期待したい
 昨年の宝塚記念(G1)優勝馬エイシンデピュティ(牡7歳、父フレンチデピュティ)が12月11日午後、種牡馬として繋養される新ひだか町のレックススタッドに到着した。

 エイシンデピュティの競走成績は30戦10勝。2007年にエプソムC(G3)で重賞初制覇を飾ると、昨年は京都金杯(G3)で2つ目の重賞をゲット。さらに金鯱賞(G2)を快勝して臨んだ宝塚記念(G1)では、メイショウサムソン以下をアタマ差抑え逃げ切り勝ち。初のG1タイトルを手にした。その後は脚部不安のため休養。今年のオールカマー(G2)で復帰したが、以前に痛めた右前脚繋靭帯の故障が再発したため、ジャパンカップ(G1)6着を最後に現役引退が決まった。

 10日付で競走馬登録を抹消。岡山県の栄進牧場久世トレーニングセンターから11日午後1時頃、新たな住まいとなるレックススタッドに入厩した。歴戦の古馬だけあって車中は堂々と落ち着いたもの。馬運車から降りても周囲を見渡す余裕を見せ、出迎えたスタッフらを安心させた。

 来春の種付料は受胎条件50万円、または出生条件80万円に設定。照会先である(株)レックスでは「父フレンチデピュティらしい体つきをしていますね。この馬の持つ素晴らしいスピードと勝負根性が産駒に伝わればうれしいですね」と期待を込めている。
取材班