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「強い馬づくり」講演会が行われる

  • 2009年11月04日
  • 荒木正博JBBA日本軽種馬協会副会長理事による冒頭の挨拶
    荒木正博JBBA日本軽種馬協会副会長理事による冒頭の挨拶
  • 会場の様子
    会場の様子
  • 同

 JBBA日本軽種馬協会が行なう競走馬生産振興事業「軽種馬経営高度化指導研修事業」では米国のザ・ファームクリニック代表のロジャー・アルマン氏を招いて11月3日夜、「強い馬づくり」講演会をJRAウインズ静内で開催した。今回のテーマは「サラブレッド生産牧場の管理と改良~育成馬のための牧草の栄養価をどのように改善するか」。

 冒頭、荒木正博JBBA日本軽種馬協会副会長理事は「日高は、肥沃な土地もあるが、そうではない土地もある。今回の講演会を強い馬づくりの一助にして欲しい」と挨拶した。

 ロジャー・アルマン氏は米国を含む競馬先進国6ヶ国の馬の牧場とコンサルティング契約を結ぶ、草と土壌の第一人者。日本でも複数の大手牧場と契約を結んでおり、数々のG1ウイナーを送り出す下地を作ってきた。また、同氏はJBBA日本軽種馬協会が実施している栄養管理指導者養成研修のケンタッキー研修においても、現地牧場の実践的研修にも協力するなど日本との交流を深めている。

 「良い馬は良い放牧地から」をテーマとするアルマン氏は、馬用の放牧地は栄養のバランスがとれていて嗜好性が高く、生産効率が良く、安全であることが望ましい条件としてあげている。

 今回は、日本のモデルケースとなる4牧場を実際にサンプリングして、その結果を報告するとともに改善点などをアドバイスした。

 300人が定員となる会場はほぼ一杯。講演会終了後の質疑応答でも「石灰をまく量や時期」「化学肥料と有機肥料の相違点」などの質問が相次ぐなど、生産者の関心の高さが示された。
取材班