馬産地ニュース

門別競馬場で馬の文化祭が行われる

  • 2009年11月04日
  • ばん馬と綱引き
    ばん馬と綱引き
  • 綱引き大会の記念写真
    綱引き大会の記念写真
  • ホクト君とリッキー君
    ホクト君とリッキー君
  • 子供向け読み聞かせイベント
    子供向け読み聞かせイベント
 文化の日の11月3日、門別競馬場では「馬の文化祭」が開催された。この日は名古屋競馬場で地方競馬の祭典・JBCスプリント(Jpn1)とJBCクラシック(Jpn1)が行われることもあって、場内は開門から沢山の来場者でにぎわった。
 
 この日の目玉は何といってもばんえい十勝・帯広からやって来たばん馬ミルキーの登場。1トン近くある巨漢に来場者は興味津津の様子だった。正午過ぎには総勢60人の子供たちとミルキーとで綱引き大会が行われ、道営所属の桑村騎手、服部騎手も加わっての大勝負。注目の結果は、はりきって綱を引っ張った子供たちに軍配があがった。しかしながら、ミルキーの迫力ある引きっぷりはばん馬特有のパワーを感じさせた。その後はミルキーの体験乗馬や記念撮影が行われ、綱引きに勝った子供たちにはお菓子がプレゼントされた。綱引きに参加した三上温大くん(小学校4年生)は、「ばん馬に力強く引かれてびっくりしました。ばん馬は大きかったけど、綱引きは勝てると思いました。とても楽しかったです。」
と、元気いっぱいに感想を話してくれた。帯広からは身長191cmの長身ばんえい騎手として有名な林義直騎手も応援に駆けつけ、ばんえい十勝をPRしていた。

 門別競馬場内のとねっこ広場では白毛ポニー展示(協力:グリーンマイルトレーニングセンター)が行われ、かわいらしい真っ白な馬体が来場者の目を和ませていた。

9月の「秋のケイバまつり」に続いて行われたポニー体験乗馬も好評で、およそ100名の参加があった。イベントを担当したのは新冠町の乗馬施設グラスホッパーの皆さん。運営にあたった荒井さんは、「天気が良かったですし、小学校低学年以下のお子様を中心に多くの方に楽しんでいただけました。特に、父母の方が馬好きで、お子様を乗せてあげたいという方が目立ちました。今後も機会があれば門別競馬場で乗馬体験を実施していきたいです。」と、笑顔で振り返った。

 他にも、場内の特設テントでは過去のブリーダーズゴールドカップ優勝馬・パネル展(協賛:うまレター)や絵本の読み聞かせ(協力:日高女性軽種馬ネットワーク)、入手困難な人気新米ブランド「ゆめぴりか」のおにぎり試食会など盛りだくさんの催しが行われ、来場者は秋深まる門別競馬を満喫していた。
取材班