馬産地ニュース

繁殖牝馬セールが開催される

  • 2009年11月02日
  • (株)ジェイエス藤原社長による挨拶
    (株)ジェイエス藤原社長による挨拶
  • 最高価格のウィストラム(牝7歳、父フレンチデピュティ)
マンハッタンカフェを受胎
    最高価格のウィストラム(牝7歳、父フレンチデピュティ)
    マンハッタンカフェを受胎

  • 2番目の高値が付いたサイドバイサイド(牝10歳、父バブルガムフェロー)
メイショウサムソンを受胎
    2番目の高値が付いたサイドバイサイド(牝10歳、父バブルガムフェロー)
    メイショウサムソンを受胎

  • せり会場の様子
    せり会場の様子
 (株)ジェイエスが主催する「繁殖馬セール」が10月28日、北海道新ひだか町の北海道市場で開催された。ブライアンズタイムやネオユニヴァース、アグネスタキオンの受胎馬含む、2歳から20歳までの154頭(受胎馬115頭、空胎馬39頭)が上場されて93頭(受胎馬71頭、空胎馬22頭)が売却された。

 売却率は受胎馬が61.74%、上がり馬、未登録馬含む空胎馬は56.41%。総売上は2億7849万1500円(税込)だった。

 最高価格はマンハッタンカフェを受胎したウィストラム(牝7歳、父フレンチデピュティ)の2415万円(税込)。安平町のノーザンファームが落札した。これに次いだのはメイショウサムソンを受胎していたサイドバイサイド(牝10歳、父バブルガムフェロー)の1449万円(税込)、フジキセキを受胎していたスマイルサポート(牝9歳、父ホーリング)の1365万円(税込)と続いた。

 タイキシャトルを受胎していたフラワーC(G3)優勝馬サヤカ(牝13歳、父エーピーインディ)は483万円(税込)で、マンハッタンカフェを受胎していたファンタジーS優勝馬シーズプリンセス(牝15歳、父カコイーシーズ)は262万5000円(税込)で、それぞれ売却されている。

 藤原悟郎社長は「(ディープインパクトの受胎馬がいた)昨年と比べて平均価格はやや下がってしまったが、売却率が向上するなど、全体をみれば健闘したのではないかと思う。来年も年明け早々には、未供用馬を中心とした市場を開催したい」と意欲的だった。
取材班